- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
陽子の一日 文春文庫
定価 ¥649
220円 定価より429円(66%)おトク
獲得ポイント2P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
1/12(日)~1/17(金)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784167904005 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
1/12(日)~1/17(金)
- 書籍
- 文庫
陽子の一日
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
陽子の一日
¥220
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
デビュー作ともいえる短編、文学界新人賞受賞作の「破水」の続編です。 最近は趣味で始めた山行物が多かった南木作品ですが、今回は元に戻って医療現場を題材にした作品。「破水」では独身のまま子供を産む若い女医だった陽子ですが、この作品では既に還暦を迎え、前線から一歩引いた人間ドックの診療...
デビュー作ともいえる短編、文学界新人賞受賞作の「破水」の続編です。 最近は趣味で始めた山行物が多かった南木作品ですが、今回は元に戻って医療現場を題材にした作品。「破水」では独身のまま子供を産む若い女医だった陽子ですが、この作品では既に還暦を迎え、前線から一歩引いた人間ドックの診療医です。 そんな陽子の元に届けられたのは元の同僚医師・黒田の半生記風に書かれた奇妙な「病歴要約」。診療の合間にその病歴要約を読み進める陽子の一日が描かれます。 そこには様々な医師たちの懊悩があります。例えば、黒田は志願して僻地診療に赴き、結果として妻子に去られ、さらには一つの事をきっかけに当の農村の住民にあっさり疎まれるようになります。 「淡々と」という言葉が浮かびます。結論を表に出さず、情感に流されず、ただただ事象・心象を描く南木さん特有の硬質な文体。若い頃の作品よりやや晦渋さは増したように思いますが、久しぶりに南木さんらしい作品を読んだ気がします。
Posted by