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アシモフの科学エッセイ(7)
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アシモフの科学エッセイ(7)
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SF作家として有名なアイザック・アシモフの科学に関するエッセイの7巻目。 アシモフは初挑戦、しかも小説じゃなくエッセイの、しかも7巻目という変則的な手の出し方だったけれど、全く問題無く楽しめた。 それどころか、ここ数年で読んだ本の中で一番面白かったかもしれない。 科学エッセイと...
SF作家として有名なアイザック・アシモフの科学に関するエッセイの7巻目。 アシモフは初挑戦、しかも小説じゃなくエッセイの、しかも7巻目という変則的な手の出し方だったけれど、全く問題無く楽しめた。 それどころか、ここ数年で読んだ本の中で一番面白かったかもしれない。 科学エッセイというだけあって、物理学や天文学、生化学など多岐に渡るジャンルで、様々なテーマを取り扱っている。 読みやすい文章で、数式などはほぼ使わず例え話で分かりやすく、何よりも楽しく(ここ大事)説明してくれるので、科学そのものを好きになれる、そんな素晴らしいエッセイだった。 どれも面白いのだけれど、個人的に特に良かったのが、生物の持つエネルギーは何処から来るのかを解説した「太陽をとらえる」の一編。 「二酸化炭素を吸って酸素を出す」位にしか思って無かった光合成のプロセスに、強く興味を持たされてしまった。 学術論文形式のジョークエッセイ「チオチモリンの驚くべき特性」も楽しい。 自信を持って万人にオススメ出来る作品は滅多に無いだろうけど、これはその内一つだと言っても良いと思う。
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