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ゆらやみ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/06/01 |
JAN | 9784103063339 |
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ゆらやみ
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商品レビュー
3.5
16件のお客様レビュー
以前、石見銀山が舞台である「輝山」と「しろがねの葉」を読みました。それぞれ物語が違い、どちらも素晴らしい小説でした。そして今回、同じく石見銀山が舞台であるこの作品を読みました。石見銀山は大森に住む一人の若い女郎を主人公とし、銀堀の少年との恋愛を描いた物語で、そこにはまた違ったドラ...
以前、石見銀山が舞台である「輝山」と「しろがねの葉」を読みました。それぞれ物語が違い、どちらも素晴らしい小説でした。そして今回、同じく石見銀山が舞台であるこの作品を読みました。石見銀山は大森に住む一人の若い女郎を主人公とし、銀堀の少年との恋愛を描いた物語で、そこにはまた違ったドラマがあり、とても楽しめました。 恋愛小説は好きではないのですが、こういった時代物の恋愛は、現代のような"自由恋愛"は少なく、そこに壮大なドラマがあるので結構好きです。 ***ネタバレ*** この「ゆらやみ」も、自由にいかない運命のようなドラマがあり、主人公の女郎であるお登枝の、何人に抱かれても伊夫だけを想う揺るぎない想いに圧倒されました。また、執拗にお登枝に付き纏わり、最後はお登枝を襲い手籠めにしようとする目明かしの佐助に、読みながらとてつもない苛立ちと嫌悪感を抱き、読書がこんな思いを抱く描写・筆致に、凄く感銘をうけました。 終始、この二人はどうなるんだろう?とドキドキしながら読み進めました。 最後は、結局、やり手の商売人である馬蔵さんに身請けされ、子宝にも恵まれ、これで幸せだったんじゃないのかなぁ?と、現実的には思いますが、そうじゃなかったのかな? どちらにせよ、最期まで伊夫を想い続けたんだね。 間歩の向こうの明るい世界で、伊夫と一緒になれてるといいね。
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『しろがねの葉』と同じ石見銀山を舞台にしたお話。間歩(坑道)と女性を重ねているところは似ていると思ったが、間歩で生まれ女郎を経た女性の一生を描いており最後まで面白く読んだ。
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お登枝は、世が弘化から嘉永に変わった年、石見銀山の間歩で生まれた。 親代わりの六蔵爺と、妓楼に住み、手伝いとして働いていた。 「明日は、遊女として客を取る」 その夜、想いを寄せている、伊夫の元へ走る。 引き裂かれる二人。 運命を受け入れながらも、伊夫への想いは、止まず・・ ...
お登枝は、世が弘化から嘉永に変わった年、石見銀山の間歩で生まれた。 親代わりの六蔵爺と、妓楼に住み、手伝いとして働いていた。 「明日は、遊女として客を取る」 その夜、想いを寄せている、伊夫の元へ走る。 引き裂かれる二人。 運命を受け入れながらも、伊夫への想いは、止まず・・ 想いを貫いたと言えば、聞こえは良いけど、 結局、二人の命を取り、何人かを不幸にして、自分は、商人の内儀として、70歳まで生きた・・。 なんか、割り切れない。
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