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児童福祉司 一貫田逸子 生贄の子(完全版) LGAC
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児童福祉司 一貫田逸子 生贄の子(完全版) LGAC

さかたのり子(著者), 穂実あゆこ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青泉社
発売年月日 2015/06/11
JAN 9784907203283

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2023/12/13

生贄の子 5話「沈黙の子」 性的虐待のお話。なかなかゲスな人物の登場で面白かった。 加害者がゲスなのは当然だけれども、職員の側にもゲスなキャラがいるのは漫画だからなのか……いや。実際にもいそうで怖い。 6話「生贄の子」 家族の中で、感情のゴミ箱にされた子供のお話。 で、なんかカ...

生贄の子 5話「沈黙の子」 性的虐待のお話。なかなかゲスな人物の登場で面白かった。 加害者がゲスなのは当然だけれども、職員の側にもゲスなキャラがいるのは漫画だからなのか……いや。実際にもいそうで怖い。 6話「生贄の子」 家族の中で、感情のゴミ箱にされた子供のお話。 で、なんかカタカナでも言葉があったなぁと調べたら、アダルトチルドレンでスケープゴートという言葉があった。 そんな感じの話。ただ、生贄になる子供という視点で読むと2話の「隠された子供」とか8話の「選ばれた子供」も、そんな感じだなと思ったりする。 2・8話と違うのは6話は一見すると『普通の家族』に見えるところ。 普通の家族が虐待をする話。 7話「悪魔の子ども」 虐待は親だけの問題ではないよという話。 育てにくい子供を育てる親は虐待を行う可能性が高くなる。 理屈はわかるけど、それで叩かれる子供はたまったものじゃないよねとも思う。 だから、『社会の適切な支援が必要』という話なのだろうけれども……なんとなくモヤッとしたお話し。 8話「選ばれた子ども」 子供は親のものか?という話。 7話に続いてモヤッとした。結論が「子供は親のモノではない」で終わっていた。 イマイチな感じ。子供は社会のモノって言えないのかな。もしくは、『神様からの預かりもの』みたいな。 昔は親が子供を叩くのは当たり前だった……という話が出てくるけど、だから、今そうしてもいいわけではない。 妹が虐待されているのを見た上の子達は、自分が次は虐待されると怯えて、妹へも暴力を振るった。 けど、最後にそれを悔いて「妹は僕の事を嫌いかな」と問う。 そこに主人公が「あなたたちは悪くない。悪いのはお母さんなの」と言ってしまうのも……どうかなと思う。 嫌いかどうかを決めるのも悪いかどうかを決めるのも、主人公じゃなくてそれをされた妹のハズと思いながら読んでしまった。 ううーん。モヤッと回。 モヤっとする部分はあるけど、児童虐待対応はこんなことをしていると分かる良作。

Posted by ブクログ

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