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北朝鮮の核心 そのロジックと国際社会の課題
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北朝鮮の核心 そのロジックと国際社会の課題

アンドレイ・ランコフ(著者), 山岡由美(訳者), 李鍾元

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北朝鮮の核心 そのロジックと国際社会の課題

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784622078951

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2017/09/15

本書では主として、北朝鮮の行動の内部にある論理をみていく。この論理は北朝鮮社会の特異性によって形づくられ、その特異性には長い歴史性がある。この国はどんな経緯で国際社会の問題児となるにいたったのか。また、問題視されるようなことを北朝鮮の指導者が好きこのんで行っている、というよりそう...

本書では主として、北朝鮮の行動の内部にある論理をみていく。この論理は北朝鮮社会の特異性によって形づくられ、その特異性には長い歴史性がある。この国はどんな経緯で国際社会の問題児となるにいたったのか。また、問題視されるようなことを北朝鮮の指導者が好きこのんで行っている、というよりそうせざるをえないのはなぜなのか。それを解き明かすために、私はこの本を執筆した。(序)

Posted by ブクログ

2015/11/29

ソ連出身で北朝鮮の金日成総合大学に留学した経験を持つ、現・韓国国民大学の教授による本。ソ連時代の経験を北朝鮮と比較するなど、独特の手法が面白い。 金日成がつくりあげた北朝鮮が、金正日、金正恩と引き継がれ、いかにして現在のような国へと変貌したのか、ということを丁寧かつ興味深く解き...

ソ連出身で北朝鮮の金日成総合大学に留学した経験を持つ、現・韓国国民大学の教授による本。ソ連時代の経験を北朝鮮と比較するなど、独特の手法が面白い。 金日成がつくりあげた北朝鮮が、金正日、金正恩と引き継がれ、いかにして現在のような国へと変貌したのか、ということを丁寧かつ興味深く解き明かしている。 一見、むちゃくちゃに見える北朝鮮の「がけっぷち戦略」が、実際には国際社会で生き抜くために考え抜かれた戦略的なものである、ということは、朝鮮半島に関心を持つ人間はよく知っている(そうではない人にとっては、この部分も面白く読むことができるだろう)。著者は、この理不尽に見える北朝鮮の行動の原因を、「隣に韓国という成功した国があるから」とみる。 北朝鮮が中国式の改革開放を行い、経済を好転させる努力をしないのも、厳しい情報統制を引くのも、決して「主体思想」や「われわれ式社会主義」を妄信しているからではなく、すべて「隣に豊かな同胞の国があるから」だ、という。遠く、関係性の薄い国が豊かであることを知っても、北朝鮮国民は揺るがないかもしれない。しかし、すぐ隣の、同じ民族の国がどれほど豊かな生活を送っているかを知ることになれば、北朝鮮の正統性が揺らいでしまう、というのだ。 結果、北朝鮮はきわめて合理的な理由で情報を統制しつづけ、それゆえに外国からの投資や援助を受けての改革を行うことができない。 同時に、北朝鮮が核を手放すこともないだろう。核のカードを振り回すことで、国際社会から最大限の譲歩を得ることができる。しかし、北朝鮮が核を本当に使用する、とはアメリカも韓国も思っていないため、本当の意味で戦争の危険が高まることもない。 現在、韓国に拠点を置く研究者として、韓国にいけば自分の豊かな生活を送ることができる、と考えた脱北者が直面している問題についても触れられており、今後、もし南北が統一された場合に起こる問題についての検証も詳細だ。 北朝鮮を巡る様々な問題についての知識を整理することに役立つばかりでなく、多くの話題に触れたコラムまで面白く読める専門書だった。

Posted by ブクログ

2015/07/20

北朝鮮の核心 アンドレイ・ランコフ著 独裁体制の将来を大胆に予見 2015/7/19付日本経済新聞 朝刊  北朝鮮は金一族による3代世襲の独裁体制のもと、核の脅威を誇示して北東アジアに緊張をもたらしている。その特異な体制にほころびはないのか。改革を進める意思はあるのか。核開...

北朝鮮の核心 アンドレイ・ランコフ著 独裁体制の将来を大胆に予見 2015/7/19付日本経済新聞 朝刊  北朝鮮は金一族による3代世襲の独裁体制のもと、核の脅威を誇示して北東アジアに緊張をもたらしている。その特異な体制にほころびはないのか。改革を進める意思はあるのか。核開発を放棄する日はやってくるのか。  こんな疑問に答えるべく、北朝鮮の内情に迫った類書は多い。ただ、本書は建国から直近までの略史を通じて独裁体制の特徴を浮き彫りにしつつ、将来の展望と処方箋まで提示したのが特徴だ。  本書によれば、核開発を進め、改革に取り組まないことが独裁政権を維持する礎となっており、外部からの「圧力も譲歩も、核のない豊かな北朝鮮という目標を早期に達成する役には立たない」。もっとも非効率な経済制度はすでに手の施しようがなく、「政権はそう遠くない将来、崩壊する」と予測する。  さらに崩壊後の準備を進めておく必要があるとし、将来的に韓国との統一が実現した暁には、南北の経済格差を踏まえた暫定連邦制国家をつくるべきだと提言している。  筆者は韓国に在住するロシア人の歴史学者で、北朝鮮への留学経験も持つ。本書の評価はともかく、大胆な予測に踏み込んだ背景には、かつてのソ連の崩壊も「抑圧的な政治ではなく、非効率な経済制度」が招いたという確信があるようだ。山岡由美訳。(みすず書房・4600円)

Posted by ブクログ

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