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北朝鮮の核心 そのロジックと国際社会の課題
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2015/06/01 |
| JAN | 9784622078951 |

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北朝鮮の核心
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※このレビューにはネタバレを含みます
戦後の占領初期に、金正日はソ連軍によって権力の座に据えられた。50年代の粛清によって指導部はほぼ完全に入れ替わり、党と政府の機構はほとんどが満州でパルチザンとして闘った者たちに独占された。 70年代に経済は停滞。筆者はその理由を2つ挙げる。1つは軍事費が異常に多かったこと。もう一つは分業の否定にある。09〜10年に政府は市場化を押し戻す政策をとって失敗。12年現在は、90年代後半のように市場が黙認されている。 97年に韓国では金大中が当選。北朝鮮政策を柔軟化する太陽政策を打ち出した。続く盧武鉉(02〜07年)もこれを踏襲。だがその任期後半には不満が高まり、右派陣営から李明博が当選。 2012年に金正日が死去すると、正恩は高齢の側近集団を父親から受け継ぐことになった。だが、彼は早い段階で父親の用意した側近を切り捨てた。 北朝鮮は改革ができるか?それには1つの大きな障壁がある。それは韓国の存在だ。日常生活への監視や情報封鎖を大幅に緩めなければ、改革はできない。一方で、韓国が豊かで自由な国だと民衆にわかってしまったら、政権を維持できなくなるだろう。
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本書では主として、北朝鮮の行動の内部にある論理をみていく。この論理は北朝鮮社会の特異性によって形づくられ、その特異性には長い歴史性がある。この国はどんな経緯で国際社会の問題児となるにいたったのか。また、問題視されるようなことを北朝鮮の指導者が好きこのんで行っている、というよりそう...
本書では主として、北朝鮮の行動の内部にある論理をみていく。この論理は北朝鮮社会の特異性によって形づくられ、その特異性には長い歴史性がある。この国はどんな経緯で国際社会の問題児となるにいたったのか。また、問題視されるようなことを北朝鮮の指導者が好きこのんで行っている、というよりそうせざるをえないのはなぜなのか。それを解き明かすために、私はこの本を執筆した。(序)
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北朝鮮の核心 アンドレイ・ランコフ著 独裁体制の将来を大胆に予見 2015/7/19付日本経済新聞 朝刊 北朝鮮は金一族による3代世襲の独裁体制のもと、核の脅威を誇示して北東アジアに緊張をもたらしている。その特異な体制にほころびはないのか。改革を進める意思はあるのか。核開...
北朝鮮の核心 アンドレイ・ランコフ著 独裁体制の将来を大胆に予見 2015/7/19付日本経済新聞 朝刊 北朝鮮は金一族による3代世襲の独裁体制のもと、核の脅威を誇示して北東アジアに緊張をもたらしている。その特異な体制にほころびはないのか。改革を進める意思はあるのか。核開発を放棄する日はやってくるのか。 こんな疑問に答えるべく、北朝鮮の内情に迫った類書は多い。ただ、本書は建国から直近までの略史を通じて独裁体制の特徴を浮き彫りにしつつ、将来の展望と処方箋まで提示したのが特徴だ。 本書によれば、核開発を進め、改革に取り組まないことが独裁政権を維持する礎となっており、外部からの「圧力も譲歩も、核のない豊かな北朝鮮という目標を早期に達成する役には立たない」。もっとも非効率な経済制度はすでに手の施しようがなく、「政権はそう遠くない将来、崩壊する」と予測する。 さらに崩壊後の準備を進めておく必要があるとし、将来的に韓国との統一が実現した暁には、南北の経済格差を踏まえた暫定連邦制国家をつくるべきだと提言している。 筆者は韓国に在住するロシア人の歴史学者で、北朝鮮への留学経験も持つ。本書の評価はともかく、大胆な予測に踏み込んだ背景には、かつてのソ連の崩壊も「抑圧的な政治ではなく、非効率な経済制度」が招いたという確信があるようだ。山岡由美訳。(みすず書房・4600円)
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