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欧米に寝たきり老人はいない 自分で決める人生最後の医療
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/06/01 |
JAN | 9784120047305 |
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欧米に寝たきり老人はいない
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欧米に寝たきり老人はいない
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商品レビュー
3.9
20件のお客様レビュー
無駄な延命処置が繰り返されているのは、多くの人々が死から目を背けてきた結果である。死は、恐れるものでも忌むべきものでもない。死は、必ず訪れる。死は、自然そのものである。苦痛や恐怖を和らげ、いかに自然な死を迎えられるかが人の尊厳に関わる重要なテーマだろう。
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医師夫婦が日本の終末期医療について、疑問を呈している。 日本では延命治療を望まない患者が多いにも関わらず、その意思を尊重できない現状がある。欧米では老人は寝たきりになる前になくなるので、寝たきり老人がいないという。 実際に著者が海外の足を運んでもいる。 日本では患者が延命治療...
医師夫婦が日本の終末期医療について、疑問を呈している。 日本では延命治療を望まない患者が多いにも関わらず、その意思を尊重できない現状がある。欧米では老人は寝たきりになる前になくなるので、寝たきり老人がいないという。 実際に著者が海外の足を運んでもいる。 日本では患者が延命治療を拒んでも延命治療を打ち切ったことで医師が法で裁かれる可能性があったり、家族がそれを許さなかったりする事情がある上、介護施設などで受け入れる際、胃ろうを造らなければ、入れなかったりと問題が多いことはわかった。 ただ、著者の主張が、何度も繰り返されているので、読み疲れる部分があった。 欧米では楽しくなければ生きていても意味がないと考えるようで、生きながらえさせるためだけに食事や栄養を無理やり流し込むことは、むしろ虐待と考えられているそうで、なるほどと思うと同時に、日本の医療が進んでいるのか遅れているのか、よくわからなくなった。 日本では命はどんなことをしてでも救え的な考えがあり延命措置を止めることに対する抵抗は医療関係者に限らず強いのだろう。 患者の親族が、生きていてくれるだけでいいという想いはわかるが、本人の意思を無視し、管だらけで苦痛に耐えさせるというのは親族のエゴでしかないように感じてしまった。 昔のように、自然な流れで往生させるという看取りができないということは、患者本人にとって、死ぬこともままならない、人生の最期で、拷問を受けているようなものではないかと考えさせられた。
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死は必ず訪れるものなのに、どのように家族を看取りたい、自分はどのように看取られたいと考えていない人が多いという。口から食べられなくなればそれは死を意味すること。そして自然に死んでいきたいけど、今はまだしたいことがありすぎて、それをまずやっていくことが重要!
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