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欧米に寝たきり老人はいない の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2026/03/16

「寝たきり老人」ではない。「寝たせきり老人」なのである。 医療従事者や家族の都合や思いによって「寝たせきり」にされているのが実情だ。そこに本人の意思がどれほど反映されているのかと問われれば、疑問を抱かざるを得ない。 いや、気管切開をして痰の吸引を繰り返すような状況を見ると、虐待...

「寝たきり老人」ではない。「寝たせきり老人」なのである。 医療従事者や家族の都合や思いによって「寝たせきり」にされているのが実情だ。そこに本人の意思がどれほど反映されているのかと問われれば、疑問を抱かざるを得ない。 いや、気管切開をして痰の吸引を繰り返すような状況を見ると、虐待と言っても過言ではないのではないかと思えてくる。高度な医療水準を誇る日本だが、終末期医療の現場の多くは、残念ながらこのような実態なのではないだろうか。 これに対して欧米では、胃ろうや点滴などの人工栄養によって延命を図ることは一般的ではない。むしろ、そうした延命こそが高齢者への虐待ではないか、という考え方すらある。 では、なぜ終末期医療にこれほどの違いが生じるのだろうか。 その背景には、死生観の違いがある。 端的に言えば、欧米では「楽しみのない生は無意味である」という考え方が広く共有されている。無理な延命によってただ命を引き延ばすことは、本人にとっても社会にとっても望ましいことではない、という認識があるのだ。 高齢になり、あるいはがんなどで終末期を迎えれば、やがて口から食べたり飲んだりできなくなる。それは自然なことであり、その先には静かな死が待っている――彼らはそう受け止めている。 日本でも、かつては在宅で高齢者を看取ることが一般的であり、似たような死生観があったはずだ。しかし多くの人が病院で亡くなるようになってから、終末期であっても濃厚な医療が施されるようになったのではないだろうか。 人がどのような最期を迎えるかは、それぞれであろう。 ただ私としては、少なくとも苦しみや痛みに満ちた最期だけは御免こうむりたいと思うのである。

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2025/07/01

多くの人が読んで考えてもらいたい スェーデンなどは終末期に延命措置をしない 胃瘻をしない事で自然にいける 延命に使う資金を介護などの福祉に充てている など、私としては大納得、目から鱗の内容だったが 友人に話したら 全然響かない様子‥ 寝たきりでも息あるうちはと 俄然、延命派で...

多くの人が読んで考えてもらいたい スェーデンなどは終末期に延命措置をしない 胃瘻をしない事で自然にいける 延命に使う資金を介護などの福祉に充てている など、私としては大納得、目から鱗の内容だったが 友人に話したら 全然響かない様子‥ 寝たきりでも息あるうちはと 俄然、延命派で ビックリした 死生観て違うんだなあ でも延命措置に対する説明が あいまいすぎる日本は 変わらないといけない気がする

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2024/08/24

無駄な延命処置が繰り返されているのは、多くの人々が死から目を背けてきた結果である。死は、恐れるものでも忌むべきものでもない。死は、必ず訪れる。死は、自然そのものである。苦痛や恐怖を和らげ、いかに自然な死を迎えられるかが人の尊厳に関わる重要なテーマだろう。

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2023/08/22

医師夫婦が日本の終末期医療について、疑問を呈している。 日本では延命治療を望まない患者が多いにも関わらず、その意思を尊重できない現状がある。欧米では老人は寝たきりになる前になくなるので、寝たきり老人がいないという。 実際に著者が海外の足を運んでもいる。 日本では患者が延命治療...

医師夫婦が日本の終末期医療について、疑問を呈している。 日本では延命治療を望まない患者が多いにも関わらず、その意思を尊重できない現状がある。欧米では老人は寝たきりになる前になくなるので、寝たきり老人がいないという。 実際に著者が海外の足を運んでもいる。 日本では患者が延命治療を拒んでも延命治療を打ち切ったことで医師が法で裁かれる可能性があったり、家族がそれを許さなかったりする事情がある上、介護施設などで受け入れる際、胃ろうを造らなければ、入れなかったりと問題が多いことはわかった。 ただ、著者の主張が、何度も繰り返されているので、読み疲れる部分があった。 欧米では楽しくなければ生きていても意味がないと考えるようで、生きながらえさせるためだけに食事や栄養を無理やり流し込むことは、むしろ虐待と考えられているそうで、なるほどと思うと同時に、日本の医療が進んでいるのか遅れているのか、よくわからなくなった。 日本では命はどんなことをしてでも救え的な考えがあり延命措置を止めることに対する抵抗は医療関係者に限らず強いのだろう。 患者の親族が、生きていてくれるだけでいいという想いはわかるが、本人の意思を無視し、管だらけで苦痛に耐えさせるというのは親族のエゴでしかないように感じてしまった。 昔のように、自然な流れで往生させるという看取りができないということは、患者本人にとって、死ぬこともままならない、人生の最期で、拷問を受けているようなものではないかと考えさせられた。

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2022/10/06

死は必ず訪れるものなのに、どのように家族を看取りたい、自分はどのように看取られたいと考えていない人が多いという。口から食べられなくなればそれは死を意味すること。そして自然に死んでいきたいけど、今はまだしたいことがありすぎて、それをまずやっていくことが重要!

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2021/12/12

色は最近聞かないがまた行っているかどうか ヨーロッパアメリカに寝たきり老人がいないのは 金銭的な問題が 大きいのではないかも 考えるきっかけとしてはあまり参考にならない

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2021/08/22

終末期のあり方について書かれていた。個人的にも賛成で食べれなくなれば死ぬのが生き物。医療行為は万能ではないということ。

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2020/12/19

終末期医療について提言をしている医師夫妻が書いた、日本の延命治療についての本。 タイトルに惹かれて読んでみたら、衝撃的な内容だった。 なぜ欧米に寝たきり老人がいないのかと言うと、不必要な延命治療をせずに看取っているから。日本では意識のない人に胃ろう(胃に穴を空けて、栄養を流し...

終末期医療について提言をしている医師夫妻が書いた、日本の延命治療についての本。 タイトルに惹かれて読んでみたら、衝撃的な内容だった。 なぜ欧米に寝たきり老人がいないのかと言うと、不必要な延命治療をせずに看取っているから。日本では意識のない人に胃ろう(胃に穴を空けて、栄養を流しこむための穴)を作ったりして、生かしているから寝たきりになっている。 海外だったら2週間で看取られている人が、日本だと意識もないまま5年~10年も寝たきりで生きている現状に愕然とした。 海外でも今の日本と同じような事が以前は行われていたのだが、非人道的だという事でなくなったとの事。 自分の事はもちろん、親の事などを考えておくためにも読んで良かった。口から食べられなくなったら、延命治療をせずに穏やかに死んで行ける欧米のようになれば、もっと生きる事に希望が持てる気がする。

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2020/12/13

表紙の著者夫妻の写真を見て、なんだか胡散臭いというか、自己顕示欲を見せつけられているようで嫌だったのだけれど。 欧米にはなぜ寝たきり老人がいないのか? というテーマ設定に惹かれて読んでみたところ、 公的なレポートなどにはない臨場感があって興味深かった。 スウェーデンの歴史を振...

表紙の著者夫妻の写真を見て、なんだか胡散臭いというか、自己顕示欲を見せつけられているようで嫌だったのだけれど。 欧米にはなぜ寝たきり老人がいないのか? というテーマ設定に惹かれて読んでみたところ、 公的なレポートなどにはない臨場感があって興味深かった。 スウェーデンの歴史を振り返ると、宗教観は関係ないのだという。 それでは日本と何が違うのか? 医師夫妻が欧米6都市の介護施設を訪ね歩いて集められた事例を拝読していると、自分なりの仮説が見えてきました。

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2019/12/01

欧米に寝たきり老人はいないー自分で決める人生最後の医療 著作者:宮本顕二 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

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