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トマト・ゲーム ハヤカワ文庫JA
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トマト・ゲーム ハヤカワ文庫JA

皆川博子(著者)

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トマト・ゲーム ハヤカワ文庫JA

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784150311971

トマト・ゲーム

¥440

商品レビュー

3.4

21件のお客様レビュー

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2023/11/16

個人的にかなりレベルの高い短編集。 ジュブナイルの悪意・犯罪にフォーカスした不条理系短編集だが、舞台装置やオチまでのトリックが鮮やかで非常に楽しめる。 『アルカディアの夏』と『獣舎のスキャット』は特に印象深く、作者の初期の良い所がギュッと詰まり、いいとこ取りな1冊では。

Posted by ブクログ

2023/09/10

装丁の中川多理の、頬寄せ合う人形の画だけでもうやばみがすごい。 既読の短編もちらほら。 「トマト・ゲーム」 皆川博子初期作品といえば、バイクに狂う若人。 しかしこんなに陰湿なゲイが居座っているとは…。 どうしたって嫌なヤツってのはいるんだなあ…。 でもオチの後味の悪さは既に皆川...

装丁の中川多理の、頬寄せ合う人形の画だけでもうやばみがすごい。 既読の短編もちらほら。 「トマト・ゲーム」 皆川博子初期作品といえば、バイクに狂う若人。 しかしこんなに陰湿なゲイが居座っているとは…。 どうしたって嫌なヤツってのはいるんだなあ…。 でもオチの後味の悪さは既に皆川博子だったな…。 「アルカディアの夏」 アルカディアとは、ギリシア語の”楽園”。 ……こんなにも楽園に縁遠いテンションもないやろ…(暗鬱) と思いますが、それも含めていつもの皆川博子の描く少女の闇!!!!!!!!!!!って感じだったな…。 「アイデースの館」 アイデースってハデスのことなんか…。 デスマスク、そんなに関係ない気が…???と思ったけど、その辺がハデスなのかも分からん。 ちょっと赤江瀑みてえなテンションだったな。 「花冠と氷の剣」 皆川博子作品とフェンシングの親和性の高さよ。 しかし、奇形を抱える男って性癖もご健在でなんか安心感すらあるな…。 その男に振り向かれない女、ってのも…。

Posted by ブクログ

2023/02/18

未熟であやうい少年少女のヒリツキ感や性の揺らぎが生々しい。「トマト・ゲーム」では、ゲームに挑む少年たちの目線ではなく、そのまわりにいるフラフラした大人たちの目線で描かれていて、その大人たちも未熟さや不完全さを宿しているのが印象的。

Posted by ブクログ

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