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ヴァルカンの鉄鎚 創元SF文庫
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ヴァルカンの鉄鎚 創元SF文庫

フィリップ・K.ディック(著者), 佐藤龍雄(訳者)

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ヴァルカンの鉄鎚 創元SF文庫

定価 ¥968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2015/05/29
JAN 9784488696221

ヴァルカンの鉄鎚

¥660

商品レビュー

3.2

7件のお客様レビュー

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2021/06/08

悲惨な核戦争後にコンピュータ“ヴァルカン3号”を中心とした世界連邦政府によって統治されることになった世界を描くディストピアSF小説です。 北部アメリカ担当弁務官のウィリアム・バリスを主人公に物語が進みますが、前半はゆっくりで後半は激流のようでした。 この世界では世界連邦の弁務官同...

悲惨な核戦争後にコンピュータ“ヴァルカン3号”を中心とした世界連邦政府によって統治されることになった世界を描くディストピアSF小説です。 北部アメリカ担当弁務官のウィリアム・バリスを主人公に物語が進みますが、前半はゆっくりで後半は激流のようでした。 この世界では世界連邦の弁務官同士でも昇進目当てで争い、更にコンピュータ統治に反対する“癒しの道”教団によるテロも横行しています。 高性能な機械に支配されているはずなのに秩序が乱れ混沌としていることに読者はきっと疑問を持ちますが、読み進めていくと驚愕の事実が明らかに…。 フィリップ・K・ディックらしさが溢れる一冊でした。

Posted by ブクログ

2018/10/29

「ヴァルカンの鉄槌」、ついにフィリップ・K・ディック長編作品として最後の初邦訳! いつ読めるかわからないけど、とりあえず予約しとくしかないか。

Posted by ブクログ

2016/08/16

断続的一人ディック祭り再開! ディックの作品を発表年代順にたどることによって、その時代に影響を受けたディックの悪夢自体を体験する。 1960年は東西冷戦がますますエスカレートし、宇宙規模の恐怖が覆ってくる時代。システム化された体制のもとでも平和は簡単には訪れないという悪夢を、宗...

断続的一人ディック祭り再開! ディックの作品を発表年代順にたどることによって、その時代に影響を受けたディックの悪夢自体を体験する。 1960年は東西冷戦がますますエスカレートし、宇宙規模の恐怖が覆ってくる時代。システム化された体制のもとでも平和は簡単には訪れないという悪夢を、宗教団体をからめて変態ディックは描く。宗教団体を絡めてくることが今と通じるところが大きく感じられます。同じ組織内ですらはびこる人間の不信感も現代的で恐ろしい。ディックの描くテクノロジーはその時代ですらたぶん時代遅れな感じがするものだと毎回思うのです(なんで破壊したコンピューターの部品を再利用する?工業製品なんだから生産でいいのでは?)が、なんとなくスチームパンク的な扱いで読むと独特の世界に感じられます。 この2年後に「高い城の男」が発表されることを考えると、やっぱり波のある作家なのだな〜

Posted by ブクログ

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