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大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル 岩波ジュニア新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/05/22 |
JAN | 9784005008056 |
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大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
刊行日 2015/05/20 「他人から理不尽な仕打ちを受け相手に憎しみを抱いてしまっている若者や,スクールカーストがはびこる教室や空気を読み合う狭い人間関係に息苦しさを感じている若者たちへのメッセージ.高校時代に級友に傷つけられその精神的ダメージに長く苦しめられてきた著者が,自...
刊行日 2015/05/20 「他人から理不尽な仕打ちを受け相手に憎しみを抱いてしまっている若者や,スクールカーストがはびこる教室や空気を読み合う狭い人間関係に息苦しさを感じている若者たちへのメッセージ.高校時代に級友に傷つけられその精神的ダメージに長く苦しめられてきた著者が,自らの体験を振り返りながら憎しみとの向き合い方を語る.」 はじめに 第1章 憎しみはどうやってうまれるか 1 憎しみの国 2 最低の教室 3 保健室登校 4 周りの大人 5 私が「最低」の状況から受け取ってしまったメッセージとは 6 How to リベンジ その1 7 最後の最後で食らった傷 第2章 怯える癖 1 肩すかしの春,スペックの問題 2 プライドの鎧 3 自信はなにでつく? 4 一瞬の就活 5 私が就活をやめたきっかけ 第3章 仕事とリベンジ意識 1 望みを折る 2 「あいつら」の数を減らす? 3 人生に勝ち負けはある? 4 状況がかわっても,自分は変わらない 第4章 憎しみの底 1 「相手ルール」での限界 2 転機 3 人として腐ると・・・・・・ 4 底 5 死の儀式 第5章 ルールの書き換え 1 新しいルール 2 過去の意外な昇華法!? 3 高校時代の再解釈 4 新しい後悔 5 How to リベンジ その2 第6章 後日談と具体例 1 その後の私 2 社会に出て振り返った,「学校」という小さな世間 3 今,ヤな奴にあったら? 4 大事なのは「縁切り」! 5 「自分ルール」を揺るぎなくするために あとがき
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学級全体を挙げての無視や暴力などという強烈な「イジメ」を経験したわけではない、それでもクラスからの疎外されていることを痛切に感じ、保健室登校となった筆者。 高校時代の人間関係の失敗の原因を自分自身に原因があると固く思い込み、相手(当時の敵)への復讐と人間不信に陥って10年以上苦し...
学級全体を挙げての無視や暴力などという強烈な「イジメ」を経験したわけではない、それでもクラスからの疎外されていることを痛切に感じ、保健室登校となった筆者。 高校時代の人間関係の失敗の原因を自分自身に原因があると固く思い込み、相手(当時の敵)への復讐と人間不信に陥って10年以上苦しんだ、その様子を赤裸々に語っています。 「つらい」と感じる事柄は人それぞれですし、「筆者よりもつらい経験を、今自分はしているんだ」という人もいると思いますが、(言葉を選ばずに言えば)暴力を伴ったり逃げ場が全くないというほどの過剰な「いじめ」ではないからこそ、多くの読者にも思い当たる(共感できる)ことが多いのではないかと思います。 自分に対する他者の評価が気にならない人はほとんどいないでしょうし、「他人に(肯定的な)評価をされたい」と願うことは自然な欲求だと思います。それでも、他者の視点に囚われてしまうと、生きてゆくのがつらくなってしまう。 そのバランスを見出すまでにたどった筆者の歩みを追うことで、特に思春期の悩み多い世代にとっては、生きてゆくことが少し楽になるヒントがもらえるのではないかと思います。 教員として生徒に推薦するには少しハードルが高い本であると思いますが、もし人間関係に悩んでいる生徒がいるのであれば、そっと教えてあげたいと思いますし、自分の息子が悩んでいるときには、彼のありのままを受け止められる、そんな親になりたいと改めて思わされました。
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なんだか穏やかではないタイトル。 著者の豊島ミホさんは2002年に早稲田大学在学中、女による女のためのR-18小説文学賞の読者賞を『青空チェリー』で受賞して小説家デビューする。その後専業作家となり、次々と作品を上梓するが、2008年、休業宣言。2011年に東日本大震災のチャリテ...
なんだか穏やかではないタイトル。 著者の豊島ミホさんは2002年に早稲田大学在学中、女による女のためのR-18小説文学賞の読者賞を『青空チェリー』で受賞して小説家デビューする。その後専業作家となり、次々と作品を上梓するが、2008年、休業宣言。2011年に東日本大震災のチャリティで短編一本を書いたものの、職業作家として復活することはなかった。 そんな豊島さんが久しぶりに2015年に中高生向けのレーベル、岩波ジュニア文庫から出したものが本書である。 作家・豊島ミホではなく、人間・豊島ミホの今苦しんでいる中高生に向けての長い手紙だと思った。 ところどころ、あれ、私が書いたんだっけこの本と勘違いしそうになるほど、今自分が考えていることとリンクする部分があって、ときおり落涙しながら読んだ。 「大きらいなやつら」がいたあの時の思考や感情が蘇り、過去の自分の話を今の自分が聞いているような、そんな感覚もあった。 豊島さんの体験も私の体験も、もしかしたら「ぬるい、世間にはもっと辛い目にあっている人もいる」と言われてしまう かもしれないけれど、そんな言葉は慰めにもならない。 渦中にいるときは、むしろ自分を責める材料になってしまう。 私は長い間、「いじめられたのは、自分が気持ち悪いから、何もやりかえさないから、自分が悪かったんだ」と処理して、怒りも悲しみも閉じ込めてきた。 そんなことないんじゃね?と自分で認められるようになったのは、ここ数年のこと。 豊島さんも書いているように、もっと怒ってもよかった、のだ。 誰がなんと言おうとも、私の怒りは私の怒りだ。 目を背けてはいけないのだ。 リベンジって何するの?と興味津々の当事者の子、この本をお子さんが読んでいるのを発見してハラハラしている親御さん。 そんなに物騒なことは書いてないので、ご安心を。 不登校を経て、その後遺症に悩み、それでもなんとかやっている大人の体験談。 作家をやめてからのブログを三回ぐらい拝読して、今回久しぶりに読もうと検索したのだけれど、もうすべて削除されていた。、、、そういえば前回読んだときにそう書いてあったような。 最後に読んだブログがお幸せそうでほんとうに良かった。 豊島さん、この本を書いてくれて、生き残ってくれてありがとうございました。
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