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おバカさん P+D BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784093522083 |
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おバカさん
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
この作品を読んで思い出した、いつかどこかで読んだ遠藤周作の言葉↓。 神も仏もないというところから信仰は始まる。 私が神を捨てられないのではなく、神が私を放してくれない。
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再読だがすっかり忘れてる。昭和34年に朝日新聞連載とあるからリアルタイムでも読んでいるはず。軽快なノリの小説で当時の風俗を楽しめる。いや私などものすごく郷愁を感じてしまった。 『おバカさん』ことガストン・ボナパルトは『わたしが・棄てた・女』の主人公森田ミツの男性版。すなわち悲し...
再読だがすっかり忘れてる。昭和34年に朝日新聞連載とあるからリアルタイムでも読んでいるはず。軽快なノリの小説で当時の風俗を楽しめる。いや私などものすごく郷愁を感じてしまった。 『おバカさん』ことガストン・ボナパルトは『わたしが・棄てた・女』の主人公森田ミツの男性版。すなわち悲しいほどお人よしで純粋、バカみたいな不思議な人。 彼がフランスから日本にふらりと来て、しでかす椿事にまきこまれる隆盛と巴絵の兄妹はごく普通だから、その落差をまず楽しめばいい。 あまりにもドタバタ劇を繰り広げてしまうガストン、なんで日本に来たのだろう?それもこの物語のポイント、作者の意図のひとつ。 ガストンと絡まる殺し屋の名が「遠藤」作者と同名。わざと命名したのだろうか。この「遠藤」にしろ、「隆盛と巴絵の兄妹」にしろ読者にちかい。とても「ガストン」のようにおろかにはなれない。 しかし、この普通ということがいかに「悪」かということも露呈してしまう。 そしてやがて哀愁に満ちたラストで、自分はなんて不純なのだろうと思う。なんてことないのだけれど読後ズーンと響いてくるから。
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著者、遠藤周作さんの作品、ブクログ登録は5冊目になります。 遠藤周作さん、ウィキペディアには、次のように書かれています。 遠藤 周作(えんどう しゅうさく、1923年〈大正12年〉3月27日 - 1996年〈平成8年〉9月29日)は、日本の小説家。 12歳の時カトリック教会...
著者、遠藤周作さんの作品、ブクログ登録は5冊目になります。 遠藤周作さん、ウィキペディアには、次のように書かれています。 遠藤 周作(えんどう しゅうさく、1923年〈大正12年〉3月27日 - 1996年〈平成8年〉9月29日)は、日本の小説家。 12歳の時カトリック教会で受洗。評論から小説に転じ、「第三の新人」に数えられた。その後『海と毒薬』でキリスト教作家としての地位を確立。日本の精神風土とキリスト教の相克をテーマに、神の観念や罪の意識、人種問題を扱って高い評価を受けた。ユーモア小説や「狐狸庵」シリーズなどの軽妙なエッセイでも人気があった。日本ペンクラブ会長。日本芸術院会員。文化功労者。文化勲章受章。 で、今回読んだ、『おバカさん』。 この作品は、1959年に刊行されたようなので、著者が37歳位の時に書かれた作品になります。 この本の301ページに、登場人物がその妹に語る、次の言葉を確認したくて、この作品を読みました。 「人間はみんなが、美しくて強い存在だとは限らないよ。生まれつき臆病な人もいる、弱い性格の者もいる、メソメソした心の持ち主もいる…けれどもね、そんな弱い、臆病な男が自分の弱さを背負いながら、一生懸命美しく生きようとするのは立派だよ」 60歳の私は、この言葉に、大いに勇気づけられました。
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