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剣ヶ崎・白い罌粟 P+D BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2015/05/20 |
JAN | 9784093522076 |
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剣ヶ崎・白い罌粟
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剣ヶ崎・白い罌粟
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表題作の他に「薪能」・「薔薇屋敷」・「流鏑馬」を収録。 倫ならぬ恋、自らに流れる“血”、半ば自発的に重ねる悪徳……。人間が直視したくないほどに儘ならぬ現実を前に狼狽し、躊躇し、善かれ悪しかれ決断するまでの過程を、作者は俗悪で仰々しい表現を用いず淡々と綴っている。語り口はあっさ...
表題作の他に「薪能」・「薔薇屋敷」・「流鏑馬」を収録。 倫ならぬ恋、自らに流れる“血”、半ば自発的に重ねる悪徳……。人間が直視したくないほどに儘ならぬ現実を前に狼狽し、躊躇し、善かれ悪しかれ決断するまでの過程を、作者は俗悪で仰々しい表現を用いず淡々と綴っている。語り口はあっさりだが、その奥に彼ら彼女らが抱える懊悩や罪悪感はひしひしと伝わってくる。新たな推しの作家、発見! 本書でのお気に入りは、日本と朝鮮の血を引く兄弟が自己の存在と向き合う「剣ヶ崎」、肉欲と麻薬への依存と脱却に揺れる男を描いた「薔薇屋敷」、夫に不倫された妻が弓と乗馬が得意な義弟に惹かれ、彼の姿に永遠的なものを見出す「流鏑馬」。
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生々しい感情や人間を、かなり分析的に色々な立場から物語る、素晴らしい作品ばかりだった。 戦後の混乱期の青年を体験できた。
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▼電子立ち読みあります▼ http://shogakukan.tameshiyo.me/9784093522076 直木賞受賞作含む、立原正秋の代表的短編集。 日本と朝鮮の血を引く家系に生まれた兄弟が、戦争という得体の知れないものに翻弄されながらも、自分たちの存在を確か...
▼電子立ち読みあります▼ http://shogakukan.tameshiyo.me/9784093522076 直木賞受賞作含む、立原正秋の代表的短編集。 日本と朝鮮の血を引く家系に生まれた兄弟が、戦争という得体の知れないものに翻弄されながらも、自分たちの存在を確かめようと、”血”とは何かを追求した「剣ケ崎」。 金貸業者を踏み倒す事を仕事にしている奇妙な男にひかれて、その不可解な魅力と付き合っているうちに、自らも破滅してゆく中年の教師を描いた「白い罌粟」。 没落寸前の旧家・壬生家。その終焉を闇夜に輝く篝火に象徴させ、従弟との愛を”死”で締め括った人妻を描いた「薪能」。 義弟との束の間の愛に燃えた若妻を描く「流鏑馬」、麻薬窟に出入りし、女と薬に溺れる男を描く「薔薇屋敷」。 直木賞受賞作、芥川賞候補作など立原正秋の代表短編5編を納めている。
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