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第四権力 巨大メディアの罪 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784062931007 |
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
支配株主と発行体、天下りの役員とプロパー、トップマネジメントとミドル、ダーティーとクリーン、この辺が登場人物の区分の軸だが、舞台が放送局である必然性があんまり... ないんじゃにないかと思う。言い換えると、どの業態でもある話。
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天下りではない初のプロパー社長候補。が、パワハラ、セクハラのいわくつきの男。一方で人望は厚いが押しの弱い副社長候補。悲願のプロパー社長になるのはどちらか?社内政治はどこでもあるだけに、リアルに重なるシーンがあり過ぎました。。。そしてサラリーマンってまだまだ男社会。
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第四権力とは、司法、立法、行政に次ぐ国家権力ということ。最近のテレビはだらしがないので、そこまでの影響力があるかどうかはわからないが、いち企業でありながら放送権を独占し、少ない人数で莫大な利益を稼ぎ出している。放送内容は各局に委ねられ、その良し悪しは視聴率でのみ判断される。かな...
第四権力とは、司法、立法、行政に次ぐ国家権力ということ。最近のテレビはだらしがないので、そこまでの影響力があるかどうかはわからないが、いち企業でありながら放送権を独占し、少ない人数で莫大な利益を稼ぎ出している。放送内容は各局に委ねられ、その良し悪しは視聴率でのみ判断される。かなり特殊な世界だ。 しかし、華やかな世界の裏側で、トップの座をめぐってのどろどろとした人間模様が存在するのは他の企業とまったく変わらない。この作品のモデルと思われるテレビ朝日は、朝日新聞との確執に汲々としてる様子を描いているが、フジテレビもまた1992年にフジサンケイグループの鹿内宏明氏を解任し、生え抜きプロパーの日枝久氏が社長の座についたという経緯がある。以来日枝氏はいまだ代表権を手放さず、人事にも大いに影響を与えている。(社長は誰がなっても傀儡に過ぎない。) フジは日枝氏が辞めないかぎり、低迷から抜け出せないでしょう。 作中、主人公藤井が中期経営改革案を提出し、評価を得るというくだりがあるが、給与体系の見直し、下請け制作会社との格差を縮めるという考え方に、会社が前向きになるというだけでもテレビ東日には未来がある。 しつこいようだが、フジには社員の給与に手をつけるのは最後の砦と思っているフシが見られる。救いようがない。
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