地球農学の構想 ミネラル畑にいのちはあふれ

川田薫(著者), 川田肇(著者)

• 販売会社／発売会社: 新泉社
• 発売年月日: 2015/05/01
• JAN: 9784787715838

商品レビュー

2021/07/10

ミネラルが土壌や植物の育成に機能する説明が新鮮でした。水にミネラルが溶け込むのも、実は水がスカスカの構造を持つがゆえというのもとても納得。特に水の性質を変え、温度特性すら変わることに衝撃を受けた。おもしろそう♪

＜メモ＞　★心に留まった言葉。⇒所感。
・いわばに巨木が根を張っている。私は、岩と気が１つのものとなったような岩場に、心理があると直感しました。
⇒凄い洞察力。確かに、どうやって生きるのだろうと思う！
・水に溶けたミネラルがたとえば5ppmになると、水とミネラルが互いにバランスよく作用しあって、水だけ、あるいはミネラルだけのときとは違う規則性のある並び方をするようになるのです。これが世界で初めて分かったミネラルと水の相互作用「ミネラル効果」といわれるものの実態だったわけです。
⇒すごい発見！
★潮水を薄めて播く。太平洋沿岸の農家は皆さんが使っています。トマトに潮水を１０倍に希釈したものをかけて育てると、とても美味しくなるのです。
⇒なるほど、広島の牡蠣殻まくといいのも関係ありかも！
★ミネラルが水に入ると、水のクラスターが小さくなったり蒸発しやすくなったり、摂氏零度になっても凍らないなど、その性質が大きく変わることが知られています。
⇒これは凄い！何度まで凍らないのだろう？
★ミミズが出るのは良い事ですが、あくまで「生きた土」に仕上がるまでの「中間段階」なのです。ちゃんと土が出来上がるとミミズはいなくなってしまうのです。
⇒知らなかったです！
・微量要素とはまたと異なるアプローチ。作物はもっと多くの元素を望み、それを土の中で自由に選択して吸収しているのではないでしょうか？
⇒面白い！
★凍りにくい「隙間水」に！普通水が氷るのは０℃のときです。しかし隙間を0.1mmにすると、そこに入り込んだ水は、氷点下20℃になってようやく凍るのです。
⇒凄い！低温栽培に強くなる！？