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哲子の部屋(Ⅲ) 本当の自分って何?-“本当の自分"って何?
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2015/04/01 |
JAN | 9784309247076 |
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哲子の部屋(Ⅲ)
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商品レビュー
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8件のお客様レビュー
今から9年前、Eテレでこんな番組をしていた。教養と娯楽を融合する”ハイブリッド・エデュティメント”とあり、哲学で3回。1,2回は國分功一郎氏がリード、この第3回は千葉雅也氏を解説役に、マキタスポーツ氏、清水富美加氏が対話。千葉氏の専門のドゥルーズの思想から、「本当の自分って何?」...
今から9年前、Eテレでこんな番組をしていた。教養と娯楽を融合する”ハイブリッド・エデュティメント”とあり、哲学で3回。1,2回は國分功一郎氏がリード、この第3回は千葉雅也氏を解説役に、マキタスポーツ氏、清水富美加氏が対話。千葉氏の専門のドゥルーズの思想から、「本当の自分って何?」に迫る。 「哲学する」っていうのは、「一回、孤独になること」。何でもゼロから考え直すことだ。ふだんの常識や、正しいと思ってきた価値観、道徳観をいったん脇において、別人のようになって考えてみる、「変身シュミレーション」を試すことになる、という。次にJpopの歌詞や、清水さんも出演した「HK/変態仮面」を元に、「アイデンティティは”変態”する」と解説。 変態とは性的倒錯の他に、動物の脱皮とかを変態=メタモルフォーズといい、変わる、変身という意味もある。ドゥルーズの「私と言うか言わないか、もはや重要ではない地点に到達することだ」という言葉で、「私なんて言わなくていいんだ」~”本当の自分”とか、「一個のアイデンティティ」なんていうものはないんだ・・「常に自分は、別のモノに変化し続けている」という「変化」の哲学を紹介。 ドゥルーズの言う「変化する」っていうのは「生成変化」という概念だという。これはファッション、身にまとうものでも自身は変化する、映画「変態仮面」では鈴木亮平扮する高校生がパンティを顔にかぶると正義のヒーローになる。それを哲学的に分析する。 で結論は「人はみないろんなパンティーをかぶっている」。人には多面性があって、しかも多面的にいろいろ変化(変態)する、というのが分かったら、(相手にも自分にも)妥協したり、部分的なところでやりくりする、ということが、人間関係でもできるのではないか、とする。 9年後、「現代思想入門」では、千葉氏は「グレーゾーンにこそ人生のリアリティがある」と述べている。 Eテレ特番「哲子の部屋」第二弾(2013.8.20火・放送)を元に、未放送の収録内容を大幅に加えて再構成したもの。60分の放送でトークは2時間。 2015.5.30初版 図書館
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変態のお話。中途半端でも良いというお話。 ただし、アイデンティティーを確立しようともがいている若い世代が早めにこの悟りの境地に達してしまうことは、成長の邪魔にもなりかねない危険性をはらんでいる。
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ネタはドゥルーズ。性的倒錯の意味の変態とメタモルフォーズの意味の変態は別の言葉なんではないのか。ダジャレ?まあほかにもいろいろ。どうなのだろう。
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