わたしの神様

小島慶子(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2015/04/01
• JAN: 9784344027619

商品レビュー

2023/10/17

テレビ局の内部事情の情景描写があまりにもリアルで驚いたが、作者本人がテレビやラジオへの出演経験があると知り大いに納得した。
｢女子アナ｣という職業を中心とし、女という性を受けた生き物として生きた人達の複数の人生が描かれていた。登場人物の1人の｢『女だから』仕事を認められるのではなく『能力』で認められたい｣という趣旨の考えに賛同の気持ちを抱いた。
｢誰の語りのターンなのかが分かりにくいこと｣以外は物語も面白く、各登場人物がそれぞれ意思の芯を持ち、解像度が高く描かれているのがとても良かった。

2018/08/19

新堂冬樹あたりに映画化してほしい
まなみ役は、水卜アナで脳内再生されてました
佐野アリサがとにかく…彼女に幸あれ

そして彼女らは女と同時に毒虫でもある 害虫
男を貪り、変な臭いを出し、騒音を発し、甘い蜜を求めて飛び回る
私たちは虫 では男たちは花なのか？
けれども、本当の光り輝く美しさというものは、決して外見だけのものではない。登場人物のどれもが、どす黒くあまりにも醜い

2016/12/16

こちらも会社で借りてみました。
女性からみた同性、男性、仕事、お金と
全部てんこもりでいずれもドロドロと書かれています。

女子アナの世界・・・
だけじゃなくてどこの女子社会でも程度は違えどあるんだろうなと。

まあ・・・あまり良い気分にはならない。
メンタルが落ちているときにはあまり読んじゃいけない。

口に出さないだけで
自分の心の中ではみんなこう思っていて
言葉に出したらこの通りなのかもしれないとか思うと
ぞっとして気持ち悪くなりました。

でも小説としては面白いです、はい。