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口笛を吹きながら本を売る 柴田信、最終授業
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2015/04/15 |
JAN | 9784794968777 |
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口笛を吹きながら本を売る
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
「普通」とは何か・・・ 少し前の自分だったらまったく見向きもしなかった、「普通」であるということ。やり続ける、ということ。その力強さ。
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口笛を吹きながら本を売ろう、というのは、本書の主役である「いつだって会える名翁」、神田神保町・岩波書店の柴田信さんが、かつて別の書店時代に聞いた言葉だ。 単にお気楽にやろう、という意味ではなくて、それを支える強い仕組みが裏側にある、ということ。本を売るというのは書店員が前に...
口笛を吹きながら本を売ろう、というのは、本書の主役である「いつだって会える名翁」、神田神保町・岩波書店の柴田信さんが、かつて別の書店時代に聞いた言葉だ。 単にお気楽にやろう、という意味ではなくて、それを支える強い仕組みが裏側にある、ということ。本を売るというのは書店員が前に出ることではなく、黒子になり、在庫の管理などもしっかりやるのだ、という意味が込められている、のだが、当の本人は結構前に出ていく。とはいえ、それは書店員として本を勧める、とかいうものよりも、もっと別の、人に会い、そして目立つ、というような方向であり、棚作りとかではない。 そんな人の一代記を人は読むだろうか、というのは著者の心配だが、大丈夫。 決して本屋一筋であったわけでもなく、本屋道、といえる哲学があるわけでもない。だがこの名翁がたどってきた道は、一人の人という切り口で見たって面白いし、書店経営の裏口をのぞかせてもらったような気分にもなれる。本屋って、やっぱり素敵な商売だ。 けれど、いま、本屋は楽な商売ではない。「目論んだことは首尾よく進んでおらず、きれいな幕引きが近づいている気配もない。もちろん、退却するつもりは毛頭ない。」これが柴田さんの、そして多くのやる気のある書店の現在の状況だ。どうすんべ、本好きの諸君。
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神保町の翁のこれまでこれから。 飄々とした語り口ですいすい読める。面白い。 ずーっと本屋をやってこられた方ならではの色んな考え方は、読んでいてとても愉しい。
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