1,800円以上の注文で送料無料
日本語が亡びるとき 増補 英語の世紀の中で ちくま文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-02-07

日本語が亡びるとき 増補 英語の世紀の中で ちくま文庫

水村美苗(著者)

追加する に追加する

日本語が亡びるとき 増補 英語の世紀の中で ちくま文庫

定価 ¥1,034

605 定価より429円(41%)おトク

獲得ポイント5P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗到着予定:4/1(水)~4/6(月)

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/1(水)~4/6(月)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/04/01
JAN 9784480432667

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/1(水)~4/6(月)

日本語が亡びるとき 増補

¥605

商品レビュー

3.6

32件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/12/06

深刻な問題

出だしから文章が面白くて引き込まれました。著者の知的ぶりがとても良く分かります。ただフッ軽なのは最初だけで、タイトルどおり日本語のディープな世界に入っていきます。

「自分の権力を守ろうとする圧政者が、多数を無知の中に閉じ込めるため千年間もラテン語の聖書を他の言葉に翻...

出だしから文章が面白くて引き込まれました。著者の知的ぶりがとても良く分かります。ただフッ軽なのは最初だけで、タイトルどおり日本語のディープな世界に入っていきます。

「自分の権力を守ろうとする圧政者が、多数を無知の中に閉じ込めるため千年間もラテン語の聖書を他の言葉に翻訳するのを禁じていた」という事実に非常に驚かされました。

確かに、著者の言葉をお借りすると「図書館」に何があるのかを知るためにはそれが「読めなければ」ならないわけで、読めた人と読めない人との間にはとんでもない差があったと思います。

普遍語、現地語、国語のくだりがとても難しいです…。皮肉にも国語で書いていただいているのですが、いやー難しい。

福沢諭吉のくだりがこれまた面白く、「福翁自伝」は読んだことがなかったので買いました。楽しみです。

インターネットのくだりは、生成AI全盛の今現在から見ると薄っぺらいですね。またさらに読み進めていくと、結局英語を推奨しているのかいないのか、二転三転してよくわかりませんでした…。

崩撃雲身双虎掌

2024/12/16

最初に読んだのは2008年。ブクログを始める前だったが、読書会の課題本になったので再読してみたら、相変わらず突き刺さる鋭い文章のオンパレードで、今回も付箋だらけになってしまった。 本書をきっかけに翻訳や世界の言語と国家について、“小説”の果たす大切な役割りについて、あれこれ考えさ...

最初に読んだのは2008年。ブクログを始める前だったが、読書会の課題本になったので再読してみたら、相変わらず突き刺さる鋭い文章のオンパレードで、今回も付箋だらけになってしまった。 本書をきっかけに翻訳や世界の言語と国家について、“小説”の果たす大切な役割りについて、あれこれ考えさせられた。それにしても今どきの国語(だけじゃないけど)教育の危うさよ‥。あとがきで吉原真里さんとの繋がりを発見したのは文庫版ならではの喜び!

Posted by ブクログ

2023/09/23

久しぶりに痺れる本に出会った。 著者の水村美苗は学者であり作家である。名門イェール大学・大学院でフランス文学を専攻し、アメリカの大学で日本近代文学を教えながら日本語で小説を書いた。本書の発刊は2008年。5年をかけて書き上げたことからも著者の情熱が伝わってくる。 書き出しは著者の...

久しぶりに痺れる本に出会った。 著者の水村美苗は学者であり作家である。名門イェール大学・大学院でフランス文学を専攻し、アメリカの大学で日本近代文学を教えながら日本語で小説を書いた。本書の発刊は2008年。5年をかけて書き上げたことからも著者の情熱が伝わってくる。 書き出しは著者の体験が小説のように綴られる。もうすでにこの文体が心地よい。しかし、そこからは緻密な調査と考察が積み重ねられ、一つの結論に向かっていく。それは「日本語は亡びうる」という結論である。 島国日本では連綿と日本語が使われてきた。それは時代に応じて変化はすれど、なくなるとは想像していない。しかし、日本語はなくなる可能性がある。 インターネットが出現して、英語一強の傾向が加速した。中国でも韓国でもアメリカの大学に行かせるのが流行っている。「もっと英語を」の声は日本でも高まり、小学校でも英語が必修になった。この流れに抗わなければ、日本語はなくなってしまう。 では、そのためにはどうすれば良いか。具体的には日本近代文学を読めと著者は言う。明治維新の後、欧米の書物を翻訳する中で、日本の書き言葉は昇華した。言葉と向き合い、日本と向き合い、日本人と向き合ったからこそ、明治・大正・昭和初期までの文学こそ読む価値がある。そこから日本語を守ることを考えよと著者は言うのだ。 結論までの道程では河合隼雄や坂口安吾を切りながら力強い論拠を積み上げていく。それは学者・水村美苗の明晰な頭脳を示している。 小説家であり学者でもある著者の力を存分に発揮した本書。著者の筆力に痺れる一書であった。

Posted by ブクログ