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二度寝とは、遠くにありて想うもの
定価 ¥1,650
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/04/01 |
JAN | 9784062190541 |
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二度寝とは、遠くにありて想うもの
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商品レビュー
3.6
37件のお客様レビュー
津村記久子さんのエッセイ。 穏やかな雰囲気のエッセイだったので、わたしの好みに合いました。 以下特に面白かったところ。 ・布団への限りない敬愛 ・気安い顔の災難 ・幸せになれないということ ・お菓子の行列の足元 ・2000年の新卒 ・一人でごはんは不幸すか? 2000年の新卒で、...
津村記久子さんのエッセイ。 穏やかな雰囲気のエッセイだったので、わたしの好みに合いました。 以下特に面白かったところ。 ・布団への限りない敬愛 ・気安い顔の災難 ・幸せになれないということ ・お菓子の行列の足元 ・2000年の新卒 ・一人でごはんは不幸すか? 2000年の新卒で、仕事について書いてあった所が特に印象的でした。 仕事を見つけるという行為は、食べていくために毎日こなさなければいけないことと、そのことで受け取る金額と、自分の適性の間に、自分が耐えうる妥協点を見いだすことであると思う。 本当にその通りだと思います。
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芥川賞作家の方に何を今更!無礼だ!と思われるだろうけど、津村さんの言葉に対する感性の鋭さにただただ敬服。しかも、もともとの言語感覚が優れているだけでなく、言葉を貪欲に掘り下げてさらに研ぎ澄まそうとしている姿勢が感じられる。プロの仕事だなあと。 「正しい死に方なんて誰も知らない...
芥川賞作家の方に何を今更!無礼だ!と思われるだろうけど、津村さんの言葉に対する感性の鋭さにただただ敬服。しかも、もともとの言語感覚が優れているだけでなく、言葉を貪欲に掘り下げてさらに研ぎ澄まそうとしている姿勢が感じられる。プロの仕事だなあと。 「正しい死に方なんて誰も知らない」 すごく考えさせられた。書かれている内容は理性的でそれほど重くはない(と思う)けど、なんかずしっときた。 「親は親をやりなおせるけどな」 こういう経験をしていないと共感は難しいのだろうな、と思わせる津村さんの親子観。静かに淡々と、でも確実に怒りの炎を湛えているのだなと思わせる、ちょっと他とは違った雰囲気が印象的だった。
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「やりたいことは二度寝だけ」の続編です 今回もゆるく優しくときどきハッとさせられました ・幸せになれないということ →相手に加害するひとは実は被害者に依存してて、そのままじゃ幸せになれないよ?というお話。 「気に入らないことへの感度」を下げて、幸せをちゃんとペーパーで包んで大事...
「やりたいことは二度寝だけ」の続編です 今回もゆるく優しくときどきハッとさせられました ・幸せになれないということ →相手に加害するひとは実は被害者に依存してて、そのままじゃ幸せになれないよ?というお話。 「気に入らないことへの感度」を下げて、幸せをちゃんとペーパーで包んで大事にしようと思う。 ・世界の人を見る機会 →津村さん独特のオリンピック鑑賞法が愉快 ・横暴な小説係 →小説家としての自分を一つの企業に見た立てて、自身を俯瞰して見てみたお話。これは結構大事なことで、自分を感情なんかとは切り離して「部署」として分けてみると少しストレスがへるかも?「清掃課」とか「作業アトリエ部署」とか ・なんでも言い合えるっていい? →これは大人になるほど薄々感じてたことを見事に言語化してくれててすごく腑に落ちた。「なんでも言い合える関係を維持する」よりも「言うべきことと言わないでいるべきことをより分ける」ことの大事さ ・「味わい深い」のふところ →きっと世間から意見や感想を求められる津村さんが導き出した使い勝手のいい形容詞のひとつが「味わい深い」なんだろうな、と。そしてお話の最後に出てきた「引き出しにあったけど、手前の方にはなかった言葉」とか、そういう言葉を「買ってたのに見つけられなくなってた手芸用品」に例えられてて、同じく手芸をする身としては「その感覚、非常にわかります」となった
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