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社会的行為の構造(5) M.ウェーバー論Ⅱ
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社会的行為の構造(5) M.ウェーバー論Ⅱ

タルコット・パーソンズ(著者), 稲上毅(訳者), 厚東洋輔(訳者), 溝部明男(訳者)

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社会的行為の構造(5) M.ウェーバー論Ⅱ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 木鐸社
発売年月日 1989/07/05
JAN 9784833221429

社会的行為の構造(5)

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2021/07/15

自分の選択は他人の選択に依存しており、他人の選択も自分の選択に依存している。互いに相手の出方に依存している(ダブルで依存)。囚人のジレンマ。双方の欲求を充たす安定した関係、社会の秩序はどのように達成されるのだろう。Talcott Parsons 個人がばらばらに自らの利益を追求...

自分の選択は他人の選択に依存しており、他人の選択も自分の選択に依存している。互いに相手の出方に依存している(ダブルで依存)。囚人のジレンマ。双方の欲求を充たす安定した関係、社会の秩序はどのように達成されるのだろう。Talcott Parsons 個人がばらばらに自らの利益を追求するのなら、いかにして社会秩序は可能か(ホッブズ問題)。▼社会現象には規則性、安定的な秩序がある。社会の成員によって共有されている価値規範がある。やってよい目的と、やってはいけない目的がある。盗む(目的)はやってはいけない。だから個人の目的はランダムではなく、一定のパターンがある。共有された価値パターンが制度化され、人は規範を内面化する。社会秩序はこうして可能になる。▼社会的行為(要素)と社会的行為(要素)の集合。社会のシステム。それぞれの要素はばらばらではなくて、お互いに関係している。▼ 部分(手段・原因)は全体の維持(目的・結果)に対してどのように寄与しているか考えよう(機能主義)。タルコット・パーソンズTalcott Parsons『社会的行為の構造』1937 ※利害の一致(ホッブズ、ロック、功利)ではなく、共有されている価値によって社会秩序が可能になる。 人はそれぞれの状況において行為を選択する。いくつかの選択の型(パターン)がある。相手の属性(性別・年齢・学歴・人種・エスニシティ)を見るべきか、相手の業績・能力を見るべきか。普遍的な見地から見るべきか、個別特殊の見地(コネ縁故)から見るべきか。生じた感情・衝動を充足すべきか、抑制すべきか。自分の関心・利益を優先すべきか、集団の関心・利益を優先すべきか。相手の特定の側面を見るべきか(仕事ができる)、多くの側面を見るべきか(仕事はできるが、やな奴)。タルコット・パーソンズTalcott Parsons『行為の一般理論をめざして』1951 哺乳類は外界の気温の変化に対して、体温を一定に保つ仕組みをもつ。恒常性を乱す変化に対して自動的に調整する。平衡状態を維持する。人間は外部の環境に適応する力をもつ。▼人は生きる目的、身を打ち込んで実現しようとする目的をもつ。そうした人たちを結び付く。社会の行動様式・型が受け継がれる。社会の成員は交代しても、社会は維持される。DNA・遺伝。これらの要件を充たすなら、社会集団は存続する。ばらばらにならない。Talcott Parsons →ルーマン 網羅的で壮大な理論ではなく、調査に使える中くらいの理論を考えよう。全体包括的な一般理論ではなく、通常、社会科学の分野でいう「理論」をまずは考えよう。作業仮説―理論―包括的な一般理論。中範囲の理論。弟子ロバート・マートンRobert Merton『社会理論と社会構造』1976 人はある行為を選択して行うとき、すでに色々な条件(構造)に拘束されている。一方で、行為を行うことがこうした構造を作り出している。ギデンズGiddens, 1984

Posted by ブクログ

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