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怪獣使いと少年 増補新装版 ウルトラマンの作家たち
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怪獣使いと少年 増補新装版 ウルトラマンの作家たち

切通理作(著者)

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怪獣使いと少年 増補新装版 ウルトラマンの作家たち

定価 ¥2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 洋泉社
発売年月日 2015/04/01
JAN 9784800306159

怪獣使いと少年 増補新装版

¥2,475

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2023/05/03

ウルトラマンシリーズを書いた4人の作家についての解説。ウルトラマンのシリーズが単なる子ども向けの話で終わらなかったのには、それぞれの作家の思いがあったのだと再認識できた。ただ著者の思いが強く解釈に強引さもあるか? とときどき思った。

Posted by ブクログ

2017/02/26

 本書は、ウルトラシリーズをはじめとする特撮ドラマの脚本を多く手がけたライター、金城哲夫、佐々木守、上原正三、市川森一の4人に焦点を当て、彼らの生い立ち、来歴、若き日に書いた特撮とは無関係の作品までを精査し、可能であれば直接話を聞き、作品に込められたメッセージを考察した本である。...

 本書は、ウルトラシリーズをはじめとする特撮ドラマの脚本を多く手がけたライター、金城哲夫、佐々木守、上原正三、市川森一の4人に焦点を当て、彼らの生い立ち、来歴、若き日に書いた特撮とは無関係の作品までを精査し、可能であれば直接話を聞き、作品に込められたメッセージを考察した本である。金城、上原は沖縄出身、佐々木は一時共産党員であり、市川は長崎出身のキリスト教徒であるが、作者たちのこうした背景が思わぬ形で作品に反映されていて、読んでいて興味が尽きなかった。  佐々木守は、ウルトラシリーズの主役はヒーローではなく、怪獣だと言う。確かに、ウルトラシリーズ最初の番組ウルトラQには、超人ヒーローは登場しない。そうするとヒーローは、あくまで怪獣を描くために必要との発想から登場した、本来は脇役のキャラクターということになる。  そう言えばウルトラシリーズには、「故郷は地球」(ジャミラ)、「ノンマルトの使者」(ノンマルト、ガイロス)等、正義の味方が悪を倒す爽快感からはほど遠く、見た後でどうしたらいいのかわからないような居心地の悪さを感じさせるエピソードがある。こういう話ほど何年たっても心に残っているような気がするが、それは、これらこそがウルトラシリーズの本質だからなのかもしれない。  怪獣とは、現在の世界と調和して生きていくことができず、存在を許されない生物である。子供の落書きから生まれ、ほとんどただ寝ているだけのガヴァドンですら、最後はウルトラマンに駆除されていった。怪獣が疎外されている者の象徴だと考えると、その咆哮や宇宙人の言葉が少し違った、深い響きを持って聞こえてくる。  大変面白い本だが、本書をまず手に取るのは特撮ファンだろうから、特撮以外の作品についての記述は、彼らが書いた特撮作品の考察に絶対必要なものにとどめ、焦点をもう少し絞った方が読みやすいのでは、という印象を持った。私はどの作品についての記述も興味深く読んだが、読み手によっては、少し冗長に感じるかもしれない気がした。  それでも、ひとつひとつの作品には作者の深い思いが込められていることが実感できる。砂川裁判も、琉球処分も、方言札も出てくる。特撮ファンのみならず、社会事象に興味を持つ多くの人に読んでほしい本である。

Posted by ブクログ

2016/01/16

う〜む、期待していた内容とだいぶ異なってたな。ウルトラに関する記述だけだと分量もすっきりしたろうに。

Posted by ブクログ

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