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ブンヤ暮らし三十六年 回想の朝日新聞
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 草思社 |
| 発売年月日 | 2015/03/01 |
| JAN | 9784794221186 |
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ブンヤ暮らし三十六年
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『#ブンヤ暮らし三十六年: 回想の朝日新聞』 ほぼ日書評 Day922 タイトルの通り36年間「朝日」の記者(新聞から始まり週刊朝日の編集にも携わる)を勤め上げた方の回想録。 後藤田正晴氏から「右翼だぞ、サンケイで雇え」と産経新聞幹部に紹介された…ことが自慢の "朝...
『#ブンヤ暮らし三十六年: 回想の朝日新聞』 ほぼ日書評 Day922 タイトルの通り36年間「朝日」の記者(新聞から始まり週刊朝日の編集にも携わる)を勤め上げた方の回想録。 後藤田正晴氏から「右翼だぞ、サンケイで雇え」と産経新聞幹部に紹介された…ことが自慢の "朝日らしからざる記者" を自負していたようだが、(思想のほどはいざ知らず)長いものに巻かれる一方で、朝日の記者なら誰にでも会えるという特権意識は、そのものズバリでは?という印象。 文章の読みづらさも、要は新聞文体をそのまま単行本に持ち込んでいるから。新聞ならその時々のコンテクストが共有されている前提で、場合によっては主語の省略も含めて、必要最小限まで文字数を借り込むことが「正」なのだろうが、回想録でそれをやられると、読む方はあっという間に置いてきぼりである。 ここのエピソードは、ご興味ある向きには直接確認願いたいが、朝日の社風が良くわかる記載があったので、二つほど引用しておく(朝日のみならず、他のオールドメディア全般に共通するのかもしれないが)。 「紙面には流れがあり、それに棹さすものは載っても、水を差しかねないものは載せないというのは、いまならわかる」 要は事実を客観的に語ると言いながら、偏向報道を繰り返すということだ。 「組合をやりたいなら本社に上がってから。本社の幹部は皆、元組合幹部だが、彼らは社の幹部になることしか頭にない」 実際、組合活動で現場の課題を指摘した人間は、特ダネを取っても皆ボツにされ、退職に追い込まれたという。 https://amzn.to/46aW7AB
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どっかで読んだことがあると思ったら文庫本読んでたか。でも、なんかの本の中で引用されてたから、読みたいリストに入れてたんだよね、きっと。 感想は同じで、読みづらいのだが、読んでると面白かった。 別に大きくつまづいた朝日新聞の謎を解く鍵があるとは思わなかったけど、よく生き延びたもんだ...
どっかで読んだことがあると思ったら文庫本読んでたか。でも、なんかの本の中で引用されてたから、読みたいリストに入れてたんだよね、きっと。 感想は同じで、読みづらいのだが、読んでると面白かった。 別に大きくつまづいた朝日新聞の謎を解く鍵があるとは思わなかったけど、よく生き延びたもんだこの人。実力はあったのと、鈍感だったんだろうなあ、いい意味で。 途中で、C国に対する社の方針を固める様な勉強会をやってた記述があるのに、改めて気がついた次第。
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1971年に朝日新聞に入社。地方支社、東京・大阪両本社経済部、 整理部、同社発行の週刊誌や月刊誌の編集部にも在籍した著者が、 新米記者時代から定年までを綴った回想録。 その時々の上司と衝突しながらも、社を辞することもなく朝日に 在籍し続けているのは、著者はある程度、朝日...
1971年に朝日新聞に入社。地方支社、東京・大阪両本社経済部、 整理部、同社発行の週刊誌や月刊誌の編集部にも在籍した著者が、 新米記者時代から定年までを綴った回想録。 その時々の上司と衝突しながらも、社を辞することもなく朝日に 在籍し続けているのは、著者はある程度、朝日新聞社を客観的に 見ていたからなのかもしれない。 社内での軋轢や記事に対する圧力なども記されているのだが、物足り ないと感じたのはどのエピソードも尻切れトンボになっているから かもしれない。 「え、それでそのあとはどうなったの?」と、読みながら突っ込んで しまった箇所が多かった。 文字通り回想録なので、社内外の人のほとんどが実名で登場し、社内 の人に関しては最終的な役職名まで記されている。そこまで必要なの かは分からんが。 興味深かったのは赤尾敏氏とのやり取り。この大物右翼は懐が深かった のだなと、改めて感じた。そして、もうひとつは瀬島龍三絡みのエピ ソード。この人はやっぱりどこか不気味な雰囲気があるわ。 財界人への夜討ち朝駆けの際のエピソードも盛りだくさんだし、その時々 の朝日社内の雰囲気も伝わって来る。 ただ、私には文章自体が読み難かった。加えて、著者が自身のことを 「不肖」と書いているので、「不肖」のあとにどうしても「宮嶋」と 付けたくなってしまうのは宮嶋茂樹氏の著作の読み過ぎだな。 尚、私はソフトカバー版で読んだのだが、積んでおいたうちに文庫 版が発行されていた模様である。
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