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世界のまんなかの島 わたしのオラーニ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | きじとら出版 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784908214004 |
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世界のまんなかの島
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
映画「C'mon C'mon」の中で、男の子が呼んでいた本。気になって読んでみた。 映画にマッチしている本だったんだな、と気付かされたことはもちろん 素朴で美しい絵本
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絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で39冊目だ。 原題は、 オラーニ、私の父の村 だが、邦題は、 世界のまんなかの島 わたしのオラーニ となっている。 世界のまんなかの島ならハワイかな? と思ってしまう。 ここでいく世界は、地中海だ。 地中海ならバルサルナに行っ...
絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で39冊目だ。 原題は、 オラーニ、私の父の村 だが、邦題は、 世界のまんなかの島 わたしのオラーニ となっている。 世界のまんなかの島ならハワイかな? と思ってしまう。 ここでいく世界は、地中海だ。 地中海ならバルサルナに行った時に、バルセロナータの砂浜から海の中に入ったことがある。 そこに繋がっているのが、オラーニのあるサルデーニャ島だ。著者は大西洋を渡り、イタリア本土に行きそこから島に渡っている。 イタリア人ほ家族、ファミリーの結束を大事にする。 特に本書の設定の時代は、それが顕著だったのだろう。 レッドオレンジの屋根の家がたくさん集まっているオラーニの村、ニューヨークに住む著書が立ち寄りたいと思う気持ちがよくわかる本だ。
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白っぽい壁に柔らかいオレンジ色の屋根の、こじんまりした家々。石畳の道に明るい日差し。お祭りの行列を見に集まる楽しげな子どもたち。この表紙に、まず心引かれた。なにか、とてもあたたかく懐かしい、うきうきするような絵だ。 ニューヨークに住む少女が、夏休みを家族とともに「オラーニ村...
白っぽい壁に柔らかいオレンジ色の屋根の、こじんまりした家々。石畳の道に明るい日差し。お祭りの行列を見に集まる楽しげな子どもたち。この表紙に、まず心引かれた。なにか、とてもあたたかく懐かしい、うきうきするような絵だ。 ニューヨークに住む少女が、夏休みを家族とともに「オラーニ村」で過ごす。そこは、地中海の真ん中のサルデーニャ島の、そのまた真ん中の盆地の村で、父の故郷なのである。 はるばるやってきた一家は、たくさんの親戚にあたたかく迎えられ、少女は、明るい夏の日差しのもと、いとこたちと思い切り遊び回る。人々は、家族のようにつながり合って慎ましくも賑やかに暮らしていて、少女にとっては、すべてが新鮮な驚きだ。 村では、衣食住も、誕生や死も、目に見えるところ、手の届くところにあった。 この作品は、作者の少女時代の経験を描いたものだそうだ。オラーニ村は、日常の営みを五感で受け止め、人とつながり、生きる喜びを実感できた、かけがえのない場所。その思い出を、作者は心の真ん中で、大切にしていたのである。 最後の場面では、少女はニューヨークにいる。 そして、お互い無関係のように忙しく動いている人々をみて、見知らぬその人々もそれぞれの「オラーニ」を持っているのだろうと、思いを馳せる。 彼女が感じたように、多くの人は、大事なよりどころのような思い出を、心の奥に持っているのだろう。 私もそうだ。 この本は、それを思い起こさせ、もう一度少女と一緒に体験させてくれる。 表紙を一目見て感じたあたたかさ、懐かしさは、この作品全体を包んでおり、作者の、オラーニの人々への愛情と感謝の思いを、私は共感をもって受け取ることができた。
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