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殺人者はいかに誕生したか 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784101374529 |
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殺人者はいかに誕生したか
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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
穿った両親。不遇な幼少期。 傷ついた心が犯罪に走る原因の一つ。 だけどそれだけを理由にするのは逃げだとも思う。
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憎むべき凶悪犯罪を犯した人間の生い立ちについて、深く鋭く書かれている。 筆者が言うように、犯行の動機等が明らかにならないまま、世論の「極刑止む無し」の声に後押しされて裁判が終了してはならないと強く感じた。 「罪を憎んで人を憎まず」の言葉が思い浮かんだ。
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数々の犯罪者と触れ合ってコミュニケーションを取ってきた臨床心理士の著者ならではの一冊。 自分でも当日よくニュースで見聞きした犯罪者たちの生い立ちや、当時のニュースからは知ることのなかった背景を知ることができて興味深い。 実際に殺されてしまった人がいるので犯罪は犯罪として当然裁かれ...
数々の犯罪者と触れ合ってコミュニケーションを取ってきた臨床心理士の著者ならではの一冊。 自分でも当日よくニュースで見聞きした犯罪者たちの生い立ちや、当時のニュースからは知ることのなかった背景を知ることができて興味深い。 実際に殺されてしまった人がいるので犯罪は犯罪として当然裁かれなくてはならないけれども、それでも犯罪に至るまでに数奇な、あるいは過酷な生い立ちの中で育ってきた犯人がいることも事実。情状酌量が云々とかそういう話は別にして、この犯人たちも本来はもっと早い段階で支援の手が伸べられる人たちであったのは間違いないだろうし、その人たちを一概に「非情な殺人をした悪人」と片付けてしまうと、今後同じような犯罪を産まないための本質を見失う。 やや推測で言い過ぎている部分があるような気もするし、直接会ってコミュニケーションをとったことがない人のことまであんな疾患じゃないかとかああいう生い立ちだったんじゃないかと推測するのはちょっと危険ではないかと思うので、一部そういう部分があったのが気になる。 それを差し引いても、重大犯罪を考える上でとても参考になるのではないか。読んで損はしない一冊だと思う。
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