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コンパクトマクロ経済学 第2版 コンパクト経済学ライブラリ
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コンパクトマクロ経済学 第2版 コンパクト経済学ライブラリ

飯田泰之(著者), 中里透(著者)

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コンパクトマクロ経済学 第2版 コンパクト経済学ライブラリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 サイエンス社
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784883842193

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商品レビュー

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2021/02/28

複雑性が大きすぎる現実世界の変数を減らし、モデル化したケースで問題を明らかにするという趣旨は、もちろんその通りだろう。 だが、「インフレが発生したときに、労働者よりも企業の方が先に気づく」のはまだしも「インフレに気づいた企業はそれに伴って名目賃金を引き上げる」「労働者はこれを実質...

複雑性が大きすぎる現実世界の変数を減らし、モデル化したケースで問題を明らかにするという趣旨は、もちろんその通りだろう。 だが、「インフレが発生したときに、労働者よりも企業の方が先に気づく」のはまだしも「インフレに気づいた企業はそれに伴って名目賃金を引き上げる」「労働者はこれを実質賃金が上がったものと勘違いする」「労働者の勘違いによって、同じ実質賃金でもより多くの労働供給が行われる」なんて、風が吹いたら桶屋が儲かるレベルの与太話では? それ以外でも、完全競争均衡状態だったり、消費は恒常所得のみに依存してみたり、家計が減税後の増税を合理的に予測してみたり。 仮定の影響が大きすぎて、「それでモデル化していったいなんになるの?」と理解に対するモチベーションをあげきれない。 教科書的なボトムアップで経済学を学べる素養がある人にとってはこれで良いのかもしれないが、 自分は実体経済と照らし合わせながら、トップダウンで学び進めていくこととしたい。

Posted by ブクログ