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「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか?
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本実業出版社 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784534052728 |
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商品レビュー
3.7
15件のお客様レビュー
1.高品質、緻密なマーケティング以外の答えで、日本のお菓子産業が海外で人気の理由を知りたかったから 2.日本の製菓企業がなぜ海外進出に成功しているのか、それには基本要素として3つあります。それは、適正な価格、現地の味に合わせること形態です。これらを設定しなければ、海外進出は不可...
1.高品質、緻密なマーケティング以外の答えで、日本のお菓子産業が海外で人気の理由を知りたかったから 2.日本の製菓企業がなぜ海外進出に成功しているのか、それには基本要素として3つあります。それは、適正な価格、現地の味に合わせること形態です。これらを設定しなければ、海外進出は不可能といっても過言ではありません。そのためにはどうすればいいのか、グローカルに展開するための方法たして、さまざまな企業の進出方法、マーケティング戦略が述べられています。 3.お菓子は世界共通で食べられるので、どこにでもチャンスはあります。大切なのは、現地の味に合わせるということた、サプライチェーンを確立することです。本書で出てくるどら焼きの例でもわかるように、輸出することには相当なコストと技術が必要です。現地でこういう味を出したいから流通をこうするという逆算をしてこそ初めて輸出が成立します。まだまだお菓子産業には頑張ってもらわないと困るので、引き続き応援したいと思います。 それに加え、余談ですが、輸出=悪という発想をしてくる人が早くいなくなってほしいと思います。
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フランス文化を語った本かと思ってましたが、そうではなく、世界を席巻する「日本のお菓子」ビジネスを取材した読み物。海外展開で成功する日本のお菓子とメーカーの試みが多数紹介されています。 株をやってる個人投資家にとっては良い投資指南書にもなると思います。 ・フランスでは大人の味と...
フランス文化を語った本かと思ってましたが、そうではなく、世界を席巻する「日本のお菓子」ビジネスを取材した読み物。海外展開で成功する日本のお菓子とメーカーの試みが多数紹介されています。 株をやってる個人投資家にとっては良い投資指南書にもなると思います。 ・フランスでは大人の味として売られている江崎グリコのポッキー(現地名はミカド) ・メジャーリーガーに受け入れられ、大ブレイク中の森永製菓ハイチュウ ・アメリカのヘルシー志向が追い風となって売れているカルビーの「ハーベストスナップス」 ・ニューヨークには安いものから高級品まで、チョコレートの選択肢が豊富にあるが、「生チョコ」はいまのところロイズだけ ・白人には餡は受け入れられないが、オリエンタル系にターゲットを絞ってどら焼きのアメリカ進出に成功した丸京製菓 ・インドネシアでは、焼きたてシュークリームの店、「ビアードパパ」が脚光を浴びている ・岩塚製菓のように、海外企業への技術供与という形でグローバル市場に進出している企業はほかにもある。 ・日本の商品は個性がなくて退屈と言われていますが、お菓子市場に関しては、世界でもかなりのキワモノ。唯一無二のガラパゴス菓子だからこそ海外進出できる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本の製菓業界の海外での活動や普及に向けた努力をフリージャーナリストの著者が多くの取材をもとに書いた一冊。 ポッキーやハイチュウなど自分たちの生活に馴染みのあるお菓子が海外でどのように受け入れられているのかということを本書で知ることができ、普段何気なく食べているお菓子の凄さや日本企業のレベルの高さに読んでいて舌を巻きました。 味覚が大きく違うのでその国の仕様に作り変えているという話がよく出ており、現地の人に味の確認を行うなど緻密な戦略で国内での消費減少を補おうとしている各社の奮闘ぶりも読んでいて感じました。 特に天然と人工の考え方の違いやフレーバーの好みなどは読んでいて特に印象に残りました。 製菓メーカー各社のプライドを感じる場面が多くあり、今までの付随した事業として業者に依存していた体質から脱却し、自分たちのプライドをかけて戦略を練っていく姿に胸を打たれるものもありました。 普段食べているお菓子に畏敬の念を抱かさせてくれた一冊でした。
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