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土神と狐 画本宮澤賢治
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土神と狐 画本宮澤賢治

宮沢賢治(著者), 小林敏也(その他)

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土神と狐 画本宮澤賢治

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 好学社
発売年月日 2015/03/04
JAN 9784769023173

土神と狐

¥880

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2024/04/24

自分よりも優れていると感じるものに嫉妬してしまう土神。知識を披露することでうわべを飾ろうとする狐。ふたつの間で揺れ、”身動きの取れない”樺の木。三者それぞれが対人関係において人の心にどうしようもなく発生してしまう感情そのものを表している。 しかし必ずしもそれらままならない感情のみ...

自分よりも優れていると感じるものに嫉妬してしまう土神。知識を披露することでうわべを飾ろうとする狐。ふたつの間で揺れ、”身動きの取れない”樺の木。三者それぞれが対人関係において人の心にどうしようもなく発生してしまう感情そのものを表している。 しかし必ずしもそれらままならない感情のみで心は構成されているわけではない。樺の木と狐が仲良く話している姿を見た土神は、そのことを考え続け、時に感情に流され誰かにやつあたりをしたり、ときに感情に支配されてしまう自分を嫌悪したり、ときに全てを忘れて晴れやかな気分になったりする。人の感情はゆらゆらと変化するものなのだ。 だが、そうはいっても他者が存在する限り感情は発火してしまう。自身の身体はどこまで行っても心と切り離すことはできず、そのせいで人は苦しい思いをするのだろう。 神である土神は自由に動き回れる身体を持ちながら感情は同じ場所から動かない。知識で自身をコーティングし続けても狐が神のような力を持てるわけではない。ひとつの場所に根を張り、移動することが出来ない樺の木もまた不自由な存在だ。 不自由な心。不自由な身体。 三者それぞれが己の不自由さを別の何かで埋め合わせようともがき、しかし誰も救われることはない。 心からも身体からも自由になれたら、いや、自分自身でその足りなさを埋められたら、もう少し違った結末を見ることができたのだろうか。

Posted by ブクログ

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