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江戸三百藩大全 廣済堂ベストムック287号
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江戸三百藩大全 廣済堂ベストムック287号

中山良昭

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江戸三百藩大全 廣済堂ベストムック287号

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 廣済堂出版
発売年月日 2015/03/03
JAN 9784331802946

江戸三百藩大全

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2019/07/11

 藩って、江戸時代初期にいくつか改易・転封を行ってから一部の例外を除いて、150年から200年近く転封なく安定してたと思ってました。しかし、どうもそうでもなかったようです。全く転封のなかった藩もあれば、猫の目のようにくるくると藩主が変わっている藩もあり、様々だったようです。関東や...

 藩って、江戸時代初期にいくつか改易・転封を行ってから一部の例外を除いて、150年から200年近く転封なく安定してたと思ってました。しかし、どうもそうでもなかったようです。全く転封のなかった藩もあれば、猫の目のようにくるくると藩主が変わっている藩もあり、様々だったようです。関東や上方に比して地方は少なかったようですが、それでも山形藩なんかはなぜか12回も藩主が変わっていたようです。  本書ではその理由を藩の定義にあるとしております。藩とは、大名と家臣団を1単位とする、いわば師団であり、旧国や都道府県など、地理的単位ではなかったようです。何で江戸幕府はそんなことをしたのか?幕府軍事政権の支配階級である武士は、元々土地と紐づいておりました。そして自分の土地の利害を、武力で解決する存在だったようです。その武士の特性は、織豊政権以降、軍事政権を中央集権化に対して矛盾する存在になっておりました。江戸幕府はその矛盾を解決すべく、土地と武士をいかに切り離すか?かつ、クーデターを起こさせないには?の結果、大名と家臣団はセットにして、動かしていく、という手段をとったようです。では動かす大義名分は?幕府としては新たに侵略をするわけではないので、土地を与えるわけにはいかない。資本主義経済は本当に黎明期であり、あくまで内需しかないため、経済的にインセンティブを与えにくい。すると“賞”をあたえにくいため、不祥事からの“罰”つまり改易が多かったようです。  現代の日本の役所仕事が、失敗をいかにせずに任期を全うできるかを重視する、という原型はここにあるのかもしれませんね。

Posted by ブクログ

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