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江戸三百藩大全 廣済堂ベストムック287号
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 廣済堂出版 |
発売年月日 | 2015/03/03 |
JAN | 9784331802946 |
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江戸三百藩大全
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江戸三百藩大全
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商品レビュー
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藩って、江戸時代初期にいくつか改易・転封を行ってから一部の例外を除いて、150年から200年近く転封なく安定してたと思ってました。しかし、どうもそうでもなかったようです。全く転封のなかった藩もあれば、猫の目のようにくるくると藩主が変わっている藩もあり、様々だったようです。関東や...
藩って、江戸時代初期にいくつか改易・転封を行ってから一部の例外を除いて、150年から200年近く転封なく安定してたと思ってました。しかし、どうもそうでもなかったようです。全く転封のなかった藩もあれば、猫の目のようにくるくると藩主が変わっている藩もあり、様々だったようです。関東や上方に比して地方は少なかったようですが、それでも山形藩なんかはなぜか12回も藩主が変わっていたようです。 本書ではその理由を藩の定義にあるとしております。藩とは、大名と家臣団を1単位とする、いわば師団であり、旧国や都道府県など、地理的単位ではなかったようです。何で江戸幕府はそんなことをしたのか?幕府軍事政権の支配階級である武士は、元々土地と紐づいておりました。そして自分の土地の利害を、武力で解決する存在だったようです。その武士の特性は、織豊政権以降、軍事政権を中央集権化に対して矛盾する存在になっておりました。江戸幕府はその矛盾を解決すべく、土地と武士をいかに切り離すか?かつ、クーデターを起こさせないには?の結果、大名と家臣団はセットにして、動かしていく、という手段をとったようです。では動かす大義名分は?幕府としては新たに侵略をするわけではないので、土地を与えるわけにはいかない。資本主義経済は本当に黎明期であり、あくまで内需しかないため、経済的にインセンティブを与えにくい。すると“賞”をあたえにくいため、不祥事からの“罰”つまり改易が多かったようです。 現代の日本の役所仕事が、失敗をいかにせずに任期を全うできるかを重視する、という原型はここにあるのかもしれませんね。
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