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戦略の歴史(下) 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2015/02/21 |
JAN | 9784122060838 |
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戦略の歴史(下)
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商品レビュー
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石と肉に続き、鉄と火を主題に戦争を語る。 前巻と同様に、歴史的ストーリーをお題目にからめて紹介するのだが、やはり学問として整理されているとは言い難く。 ジャレド・ダイアモンドやウィリアム・H・マクニールを参照し、細かいデータとエピソードが豊富で歴史好きなら楽しんで読めるには違いな...
石と肉に続き、鉄と火を主題に戦争を語る。 前巻と同様に、歴史的ストーリーをお題目にからめて紹介するのだが、やはり学問として整理されているとは言い難く。 ジャレド・ダイアモンドやウィリアム・H・マクニールを参照し、細かいデータとエピソードが豊富で歴史好きなら楽しんで読めるには違いないが、回りくどい筆者の述懐に追いつくのに必死で知識として吸収しにくい。 だが逆に言えば、図解して整理する余地があるので、自分でノートにまとめるという楽しさもあるかもしれない。 「ギリシャ時代の密集方陣は左手に盾を構えるので、隊列はどんどん右側に流れていった」という逸話は紹介されるが、それに指揮官がどう対処したのかは記されない。 これを知識の書ではなく、物語の書として楽しめる人にはオススメできる一冊。
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最後の方の太平洋戦争あたりの軽めの記述で、アメリカ軍は日本の南方の島々での玉砕戦術を見て恐怖した、本土上陸には100万ぐらい兵隊を失うことを予想した、みたいなのを見て、なるほどそういう見方をするものかっていう発見があった。ここ実際どうだったのかはわからないけど、あしたのジョーに恐...
最後の方の太平洋戦争あたりの軽めの記述で、アメリカ軍は日本の南方の島々での玉砕戦術を見て恐怖した、本土上陸には100万ぐらい兵隊を失うことを予想した、みたいなのを見て、なるほどそういう見方をするものかっていう発見があった。ここ実際どうだったのかはわからないけど、あしたのジョーに恐怖したホセメンドゥーサとかってのはそういう感じか。
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基本的に、西欧に焦点をあてているのは、まあ仕方のないところなんだけど、そういう意味では欧米の精神的基盤がいったいどのあたりにあるのかということも、あわせて理解できると言えよう。 歴史や軍事に興味ある人、歴史ものでアクション書きたい人にとっては、とくに、ギリシア式の密集陣がどういう...
基本的に、西欧に焦点をあてているのは、まあ仕方のないところなんだけど、そういう意味では欧米の精神的基盤がいったいどのあたりにあるのかということも、あわせて理解できると言えよう。 歴史や軍事に興味ある人、歴史ものでアクション書きたい人にとっては、とくに、ギリシア式の密集陣がどういうものか、よくわかります。素晴らしい。 但しそういう用途で読む場合、それ以降の部分ではあまりこれといって具体的な例が出てこないので注意。 但し「兵站」の章はそれなりに参考になる人は多いかも知れない。
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