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嗤う淑女
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嗤う淑女
¥385
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商品レビュー
3.6
106件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
モデル顔負けの容姿端麗さを持ち、知略謀略に長けた美智留。その犯行の手口は巧妙で残忍。警察は、美智留の犯行と確信しながら「逮捕出来る容疑も罪も、与えるべき罰も見当たらない。それでも彼女を一刻も早く捕まえなければならいという危機感が募る」という展開に引き込まれた。 どんでん返しのどんでん返しは、美智留や従姉妹で犠牲になる恭子のパーソナリティ、知能の違いから「えぇ?うそ〜」と思っていたら「あー、やっぱりね」だったので腑には落ちた。 シリーズらしいので、2作目、3作目が読みたい。
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稀代の悪女、蒲生美智留。天性の美貌で人の人生を狂わせていくダークヒロイン。ノンストップで展開するエンタメ小説。身近にこんな人いたら人生詰んでしまう。飽きることなく一気読みでした。
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魔がいる。この本を読み終えた後の印象である。幼い頃から何かを「奪われる側」だった一人の少女は「奪う事」を覚える。 彼女の犯罪は時代を跨ぐ。平成初期から30年代までだ。 なるほど、時代の荒波に揉まれれば人心は荒廃し、そこに付け入る隙を与える、という事か。 五つの章に渡って描かれる犯...
魔がいる。この本を読み終えた後の印象である。幼い頃から何かを「奪われる側」だった一人の少女は「奪う事」を覚える。 彼女の犯罪は時代を跨ぐ。平成初期から30年代までだ。 なるほど、時代の荒波に揉まれれば人心は荒廃し、そこに付け入る隙を与える、という事か。 五つの章に渡って描かれる犯罪劇はどれも血生臭く、インパクトがある。それなのに読みやすくてスラスラと進めてしまうのは中山の筆や構成力のなせる技だろう。
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