嗤う淑女 の商品レビュー
「天賦の美貌と巧みな話術で、人々の人生を狂わせる」蒲生美智留。ダークヒロインミステリーと帯に書いてあったけど、ううむ... 登場人物の誰にもぜんぜん共感できなかったけど、展開が気になり、読む手は止まらず一気読み。 人の心の隙間を見つけるのがうまく、とにかく狡猾な美智留。 つい...
「天賦の美貌と巧みな話術で、人々の人生を狂わせる」蒲生美智留。ダークヒロインミステリーと帯に書いてあったけど、ううむ... 登場人物の誰にもぜんぜん共感できなかったけど、展開が気になり、読む手は止まらず一気読み。 人の心の隙間を見つけるのがうまく、とにかく狡猾な美智留。 ついこの前、人の心の隙間に手を差し伸べるのが、光の救いの手だった小説を読んだばかりだったから、落差がすごかった笑 カエル男シリーズに絡んでくるのは、この淑女シリーズの3つ目だったかな?怖いもの見たさで、またシリーズを読み進めていこうかな。
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美智留の凄さ! 最後のどんでん返し〜最高! (本文より) 絶えず自分の目指すべき姿を念頭に置いて行動していたら、必ず希望は叶う。 美智留もきっと目指す姿を思い描いていたんだね。
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ドラマを観て終わり方が気に入ったので読んでみる。ドラマでは映像不可能な性的暴行やいじめがありドラマを観ていなければ挫折していた。そして完璧の中にも防犯カメラの高性能の失念や杜撰さのミチルに人間らしさがあって冷徹だけど捕まってほしくないと思うが身近にいたらまた違う思いになるんだろう...
ドラマを観て終わり方が気に入ったので読んでみる。ドラマでは映像不可能な性的暴行やいじめがありドラマを観ていなければ挫折していた。そして完璧の中にも防犯カメラの高性能の失念や杜撰さのミチルに人間らしさがあって冷徹だけど捕まってほしくないと思うが身近にいたらまた違う思いになるんだろうな。 恭子が早々に亡くなるのは2人の共謀を見たかったので残念。ミチルのラストが知りたいようなしりたくないような。心がスカッとする話ではなくて黒い渦をまいた感じだが途中で止める事ができず、自分の能力でも理解できる内容と情景が浮かべる描写だったので集中力が途切れる事なく完読。
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おもしろくて、一気読み。 でも、気持ち悪さが残る。 稀代の悪女、蒲生美智留はじめ、登場人物に共感できないからか。マインドコントロールでここまでやるかと白けてしまったからか。警察にがんばって欲しかった。
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2024年7月末から内田理央主演で連ドラ化されるので読んでみた。いやあ、七里さんらしい作品で、ちょっと苦手なところもあるけど、読ましてくれるのはさすが。とても怖い話が続く。続編が2作も出てるのね・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
モデル顔負けの容姿端麗さを持ち、知略謀略に長けた美智留。その犯行の手口は巧妙で残忍。警察は、美智留の犯行と確信しながら「逮捕出来る容疑も罪も、与えるべき罰も見当たらない。それでも彼女を一刻も早く捕まえなければならいという危機感が募る」という展開に引き込まれた。 どんでん返しのどんでん返しは、美智留や従姉妹で犠牲になる恭子のパーソナリティ、知能の違いから「えぇ?うそ〜」と思っていたら「あー、やっぱりね」だったので腑には落ちた。 シリーズらしいので、2作目、3作目が読みたい。
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稀代の悪女、蒲生美智留。天性の美貌で人の人生を狂わせていくダークヒロイン。ノンストップで展開するエンタメ小説。身近にこんな人いたら人生詰んでしまう。飽きることなく一気読みでした。
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魔がいる。この本を読み終えた後の印象である。幼い頃から何かを「奪われる側」だった一人の少女は「奪う事」を覚える。 彼女の犯罪は時代を跨ぐ。平成初期から30年代までだ。 なるほど、時代の荒波に揉まれれば人心は荒廃し、そこに付け入る隙を与える、という事か。 五つの章に渡って描かれる犯...
魔がいる。この本を読み終えた後の印象である。幼い頃から何かを「奪われる側」だった一人の少女は「奪う事」を覚える。 彼女の犯罪は時代を跨ぐ。平成初期から30年代までだ。 なるほど、時代の荒波に揉まれれば人心は荒廃し、そこに付け入る隙を与える、という事か。 五つの章に渡って描かれる犯罪劇はどれも血生臭く、インパクトがある。それなのに読みやすくてスラスラと進めてしまうのは中山の筆や構成力のなせる技だろう。
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失業中の父親の首吊り自殺。 買い物中毒の女銀行員のホームへの飛び込み自殺。 産廃業者の父親と姉の惨殺事件。 リストラにあって、その後働かず、作家になると言う夫の殺害事件。 その後ろに、ある女性の影があるのを、警察は見逃さなかった。 同性でさえ、虜にしてしまう程の美貌と知性を持...
失業中の父親の首吊り自殺。 買い物中毒の女銀行員のホームへの飛び込み自殺。 産廃業者の父親と姉の惨殺事件。 リストラにあって、その後働かず、作家になると言う夫の殺害事件。 その後ろに、ある女性の影があるのを、警察は見逃さなかった。 同性でさえ、虜にしてしまう程の美貌と知性を持ち、巧みな話術、包容力で、自らの手を汚さず、会う人皆を、破滅へと導いていく、蒲生美智留。 人はみな、 ・悪魔 ・稀代の悪女 ・現代の傀儡師 彼女をそう呼んだ。 初めは、ギブアップかとも思ったけど、麻生班長や、御厨検視官。挙げ句の果ては、宝来弁護士までが登場。 読み進めるうちに、ページを捲る手が止まらなくなり、最後は、お定まりのどんでん返し。 しかも、ご丁寧に、更に、どんでん返し。 3シリーズあるとのこと。 次が楽しみ。
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