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いとみち(二の糸) 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2015/01/28 |
| JAN | 9784101353630 |

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いとみち(二の糸)
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商品レビュー
3.9
40件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
相馬いと 青森県北津軽郡板柳町に住む高校二年生。地元でも「は?」と聞き返されるほどの濃厚な津軽弁を話す。列車で一時間もかかる青森市のメイドカフェでアルバイトをしている。祖母譲りの津軽弁を話す。 工藤優一郎 津軽メイド珈琲店の店長。二十六歳。外ヶ浜町蟹田の出身。東京のカフェで働いていた。オーナーの成田に声をかけられ、「津軽メイド珈琲店」の店長となる。逮捕直前の成田から店を譲られる。 葛西幸子 メイド長。いとの第一印象は「おっかね」。三十あたりに見えた顔がメイクで二十歳そこそこまで若返る。客の前では年齢を五歳サバ読みして、二十二歳のフリーターとして通している。小学生の娘がいる。幸子が焼くアップルパイは「津軽メイド珈琲店」の看板メニュー。 福士智美 二十三歳。幸子曰く、「青森一のバカ」。店の看板を描いた。本物の二十二歳。フクシサトルのペンネームで月刊青年誌の奨励賞を獲った。漫画家志望。合浦の実家からスクーターで通勤している。いと曰く「心にオヤジば飼っでる」。 相馬耕一 いとの父。弘前市内にある大学に勤めている。教え子の学生達を自邸に招いたり、いとの友人達を車で送って行ったりする世話好きな性格。 相馬ハツヱ いとの祖母。七十七歳。津軽三味線の名手。ヴァン・ヘイレンをこよなく愛している。純粋で古典的な津軽弁の話し手。二十歳で津軽半島西部の小泊から相馬家に嫁いできて以来、半世紀あまりを平野の中のりんご産地で暮らしてきた。 相馬小織 耕一の妻でいとの母親。故人。十二年前、乳癌によりわずか三十二歳で他界した。弘前市で生まれ、弘前育ち。地元の大学に進み、八つ上の研究員と知り合った。その研究員の板柳の家に遊びに行き津軽三味線のうまい婆さんと出会う。その三味線の音に惚れ込み、弟子を取らない主義の婆さんを口説き通いの弟子になる。二十五歳のときにその研究員と結婚して、いとを産んだ。 伊丸岡早苗 いとのクラスメイト。いとが住む板柳から三駅先の五所川原に住んでいる。いとが意を決して五能線の車内で最初に声を掛けた同級生。いとほどではないが津軽訛りが濃い。 対馬美咲 いとのクラスメイト。早苗の親友。いとが早苗に話しかけたことがきっかけで仲良くなる。南津軽郡藤崎町在住。 三上絵里 いとのクラスメイト。早苗の親友。いとが早苗に話しかけたことがきっかけで仲良くなる。南津軽郡藤崎町在住。 成田太郎 「津軽メイド珈琲店」の創業者。「オーナー」と呼ばれている。「トド」と形容されるほどの肥満体。鯵ヶ沢出身。工藤がいとを面接で落とそうとしたが、成田が採用を決めた。いとを「わぁの秘蔵っ子」と呼ぶ。ビーチ・ボーイズの曲を愛聴している。自身の会社の有限会社ナリタエンタープライズでの活動が薬事法違反で検挙される。逮捕前に「津軽メイド珈琲店」の権利を工藤に譲り、店の存続を託す。 佐藤 昨年度のいとたちの担任。写真同好会の設立を学校側に具申してもらえるよう早苗が働きかけていた。 山本駿介 店の常連客。「ゴールドのポイントカードを持つメイドカフェ廃人」のひとり。千葉県出身。いとが高校の社会科見学で訪れていた三内丸山遺跡で、自身の教え子達を引率していたところと鉢合わせしてしまう。高校教師。今年度より青森市の青森総合高校から転任し、いとの担任となる。英語担当。写真同好会の顧問。 赤平凛 店の常連客。「津軽メイド珈琲店」近くの信販会社に勤めている。週末のみの勤務形態でメイドとして働き始めた。信販会社が青森から撤退するため、津軽メイド店で働くことになる。 鳴海佳奈子 店の常連客。「津軽メイド珈琲店」近くの信販会社に勤めている。週末のみの勤務形態でメイドとして働き始めた。信販会社が青森から撤退するため、津軽メイド店で働くことになる。 青木大 店の常連客。いとが倒れざまにバックハンドエルボーを叩きつけた相手。「メイドカフェ廃人」のひとり。つがる銀行新町支店法人営業部部長席付。津軽メイド珈琲店と銀行との交渉の場に現れる。部下の田中と上司の支店長を言いくるめて融資の継続に漕ぎ着ける。 石郷鯉太郎 一年生。大鰐西中相撲部出身。写真同好会に入る。店長の工藤とは従兄弟。 樹里杏 幸子の娘。 半平太 絵里の飼い犬。 田中 津軽メイド珈琲店を担当するつがる銀行の法人営業部。 中野 幸子の元夫。 栗原 店の常連の大学生。 藤沢 店の常連の大学生。 かず代 「津軽メイド珈琲店」が入るビルの一階の蒲団屋。 由紀子 鯉太郎の母。 直人 プロレスラー。
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青森のメイド喫茶でアルバイトし、「おかえりなさい、ご主人様」がまともに言えない相馬いと。得意なことは三味線でどんな曲でも奏でること。そんないともアルバイトを始めて1年。高校も2年となって、後輩だけでなく、メイド喫茶の常連の山本が担任の教師として入ってきた。いとはメイド喫茶、三味線...
青森のメイド喫茶でアルバイトし、「おかえりなさい、ご主人様」がまともに言えない相馬いと。得意なことは三味線でどんな曲でも奏でること。そんないともアルバイトを始めて1年。高校も2年となって、後輩だけでなく、メイド喫茶の常連の山本が担任の教師として入ってきた。いとはメイド喫茶、三味線だけでなく、写真部を立ち上げて、高校生活を満喫していく。 誉田哲也『武士道シックスティーン』同様に、高校の進学とともにシリーズの続編が出てくる『いとみち』。前回ようやく三味線を披露したところで終わったので、当然そこからのステップアップとなる。 新しいキャラクターの登場、写真部、アルバイトの頼れる智美の人生に、店長と、てんこもりで展開していく2作目となっている。 どうしてもこの手の2作目、3作目は展開を進めるために色々詰め込んで散漫になることが多いが、本作においてもあれこれと展開が激しい。ストーリー自体は繋がって一貫性はあるものの、相撲から写真からといろいろと前のめりに突き進んでいるため、どのシーンに重きをおいているのかというところは掴みづらい。 むしろ本作では主人公のいとが脇役に回ることが多いうえ、越谷オサムの本領であるヴァン・ヘイレンやビーチボーイズといった具体名を出すことによる親しみやすさというところもやや少なめ。 シリーズの2作目という点ではあり。ただ、やはり1作目を飛ばすのは無理だな。 巻末の『ジャンピングニー』は越谷オサムらしい話であったが、このあとに置くか?というところも。
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小柄で、泣き虫で、人見知りで、津軽弁濃厚で、メイドカフェで津軽三味線を弾く少女・いとの、高二の日々。 実に真っ直ぐ。親友とのすれ違いや、先輩への敬意や、気になる異性への戸惑いや、将来への想い。どれも不器用に真っ直ぐ。 周りの人たちも真っ直ぐ。 だから気持ちのいい読後感。
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