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チベット旅行記(上) 講談社学術文庫2278
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チベット旅行記(上) 講談社学術文庫2278

河口慧海(著者), 高山竜三

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チベット旅行記(上) 講談社学術文庫2278

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/01/13
JAN 9784062922784

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商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

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2024/05/21

日本人にとってはじめてのヒマラヤ. 関所を避けた密入国とはいえ,間道のまた間道を選んだ. チベット旅行はまさに生命がけの仕事だったが,師は仏の加護を信じ,真実をきわめようとする己が行動と信念に絶大の自信を持っていた.

Posted by ブクログ

2023/11/05

Audibleで聴了。 仏教の原典を求めて当時不可能と言われた鎖国中のチベットへの入国を果たし、命がいくつあっても足りない艱難辛苦の嵐に遭いながらも、無事日本へ帰ってきた僧侶の波瀾万丈一大冒険記。事実は小説より奇なりで、嘘みたいに波瀾万丈すぎますが、紛れもなくノンフィクションです...

Audibleで聴了。 仏教の原典を求めて当時不可能と言われた鎖国中のチベットへの入国を果たし、命がいくつあっても足りない艱難辛苦の嵐に遭いながらも、無事日本へ帰ってきた僧侶の波瀾万丈一大冒険記。事実は小説より奇なりで、嘘みたいに波瀾万丈すぎますが、紛れもなくノンフィクションです。 装備は軽装と粗末な食べ物だけで、仏教者としての博識と類稀なる機転で出会う者たちと交渉しながらの命をかけた旅。これは玄奘三蔵の旅をも彷彿とさせる壮絶さです。 高山病で大量に血を吐き、野犬に襲われて噛まれ、強盗に遭って荷物を奪われ、水のない荒野を彷徨い、低体温症で死にかけ、スパイの容疑をかけられ、極寒の川で凍え… これで生きて帰れたとは、まさに鋼の帰依心と断事観三昧(死にかけたり、進む道に迷ったりと、とりあえず困った時は瞑想状態に入り、御仏に道を示してもらう)と不屈の精神力の賜物。そして、いつでもどこでも、嬉しい時も悲しい時も、死にかけてる時でも、まるで息をするかのように歌を詠みまくるw自ら「ヘボ歌」なんて言いながらも相当楽しんでる様子が面白くて堪らないです。 もう死にかけてて絶体絶命大ピンチな場面でも、「辺りの景色の美しいことといったら、こりゃ愉快愉快」などと歌を詠みつつ毎度余裕をブチかましてくる著者の(百戦錬磨の山屋っぽい)質実剛健な、それこそ愉快で明朗なお人柄が非常に魅力的で、何度も笑わせてもらいました。いつでもこんな調子だから、不可能を可能に出来たのかもしれない。 チベットの人々や文化の様子の模写が異様に細かく、優れた洞察力を感じさせるもので興味深いですが、その内容のほぼ半分はチベット人の不潔さと性根の悪さへの文句w確かに不潔極まりなく人道に劣ることだらけなんですが、清く正しい僧侶だからこそ余計に耐え難いのか…そういった話を隣で聞きながら、まるで一緒にヒマラヤを越えて旅しているような気分になってくる。(そして、このAudibleを朗読している方の話ぶりがまた、著者のイメージピッタリで良いのです) 下巻部分も今聴き進めていますが、さらに面白さが加熱してきて止まりません!

Posted by ブクログ

2023/08/14

旅行どころではなく冒険。こんなにもイベントに遭遇するのか。もしかしたら同じような旅行をして死んでいった者もいるのかもしれない。下巻は今のところ読む気は無い。

Posted by ブクログ

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