
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
- 1215-03-01
なぜふつうに食べられないのか 拒食と過食の文化人類学

定価 ¥2,750
1,650円 定価より1,100円(40%)おトク
獲得ポイント15P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
3/24(月)~3/29(土)

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2015/01/22 |
JAN | 9784393333365 |


店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
3/24(月)~3/29(土)
- 書籍
- 書籍
なぜふつうに食べられないのか
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
なぜふつうに食べられないのか
¥1,650
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
多面的に「普通に食べられない」ことに関して考えている。 病気という「免罪符」が必要な人がそのために摂食障害になっているという側面。 なんというか、なんというか、、 全面的に「寄り添う」必要はあるが根本解決にはその「承認欲求」「かわいそうだと思われたい」心を無くさないといけない。同...
多面的に「普通に食べられない」ことに関して考えている。 病気という「免罪符」が必要な人がそのために摂食障害になっているという側面。 なんというか、なんというか、、 全面的に「寄り添う」必要はあるが根本解決にはその「承認欲求」「かわいそうだと思われたい」心を無くさないといけない。同情だけでなく冷静な目でその真因を探るというアプローチも必要だと感じた。 真因はいろいろあるとして、摂食障害の人と関わる際に私たちには何ができるのだろうか。わからなくなってきた。
Posted by
ダイエット本の文化抽出に比べると、治療にまつわる医学領域に重きをおいた感じの学術本の様相。 個別的なケースの例示から、分析における理論の実態と、 物質的に捉えきれない根源の与しにくさに対する課題について、筆者の視座がうかがえる。 性別などの条件もあり、個人としては疎遠な摂食障...
ダイエット本の文化抽出に比べると、治療にまつわる医学領域に重きをおいた感じの学術本の様相。 個別的なケースの例示から、分析における理論の実態と、 物質的に捉えきれない根源の与しにくさに対する課題について、筆者の視座がうかがえる。 性別などの条件もあり、個人としては疎遠な摂食障害にまつわる「感情や行動」については興味を引く題材であるため それを通じて、心理学ともまた異なる文化人類学の鉄扉をいくらかくぐることが出来たのやも。
Posted by
食べることを当たり前にできていることは、考えてみれば不思議なことだ。本能という言葉だけではくくれない複雑さがそこにある。 私も子供を産んだとき、授乳に苦しむ母たちの姿を見た。子供がミルクを飲んでくれないと泣きながら苦しむ母を見ながら、食物を得ることは大変なことなのだなあと思ったこ...
食べることを当たり前にできていることは、考えてみれば不思議なことだ。本能という言葉だけではくくれない複雑さがそこにある。 私も子供を産んだとき、授乳に苦しむ母たちの姿を見た。子供がミルクを飲んでくれないと泣きながら苦しむ母を見ながら、食物を得ることは大変なことなのだなあと思ったことを思い出した。 私達はつながりのなかで、食べることなど、ハビトゥスを学んでゆく。摂食障害はそのつながりを手放してゆくことなのではないか。そして、ふつうに食べられないことで、さらに孤立化していく。人間は心底関係性の生き物なのだと感じた。 家族モデルが、救済をもたらす一方、その関係性のなかに閉じ込められてしまう指摘も面白いなと思った 。自分も両親との関係で難しさを感じている。信田さよこさんの本で書かれていたように、自責から逃れるために、家族モデルを知ることはひとつの救いになる。だけど、そのさきに、母との関係性であるという主人公を降りることが必要なのだなとも思っていた。 文化人類学のイメージも拡がった。文化人類学は、海外でフィールドワークをするというステレオタイプがあったけど、それだけではないのだなと思った。これは社会学におけるヒアリングやインタビューとは何が違うのか?とも思った。(この辺りは継続で学ぶ、考えることをしてもいいかもしれない。) 人と出会い、そのことによって、いま生きているこの自らの社会を相対化することという意味において、まさに文化人類学なんだなと思う。 著者の人と関わるうえでの姿勢というか愛も感じた。患者として一般化するのではなく、いまを生きるひとりの人として出会うこと、それによって医療として数字や症状としてとらえることとは違うことが見えてくる。
Posted by