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我が心の底の光
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我が心の底の光

貫井徳郎(著者)

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我が心の底の光

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2015/01/20
JAN 9784575238884

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商品レビュー

3.2

58件のお客様レビュー

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2024/03/20

過去は自分のせいじやないから、上を向いて生きてよかったのに。 これだけ知識、技術、思考能力、度胸があれば、仕事でも成功できたはず。 でも、心の支えだったんだね。

Posted by ブクログ

2019/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親からのネグレクトを受けていた不幸な生い立ちの晄。 彼の短い人生の話。 21、25、29歳で、晄は犯罪を犯します。 その動機は最後に明かされるのですが、なんともやり切れないものでした。 小さな子供の圧倒的な孤独。 それは想像を絶するものだと思います。 そこで出会った1匹の子猫。 普通の環境でも、動物との出会いで子供は変わることが多いのに、その環境下での出会いであったら、その後の晄の気持ちも分からないでもないかも。 かなり極端な話ではありましたが、全ての悪の根源は親でした。 親の責任は重大であると、毎回思います。

Posted by ブクログ

2019/08/13

「我が心の底の光」 暗い重い。 これは峰岸晄の暗く重いストーリーである。父と母がどうしようもない。唯一の救いは、どうしようもない父の気まぐれが結果的に晄を死から救いだしたことだ。晄は、母の育児放棄により、唯一の友達であった猫と共に命を終えようとしていたのを助け出された。しかし...

「我が心の底の光」 暗い重い。 これは峰岸晄の暗く重いストーリーである。父と母がどうしようもない。唯一の救いは、どうしようもない父の気まぐれが結果的に晄を死から救いだしたことだ。晄は、母の育児放棄により、唯一の友達であった猫と共に命を終えようとしていたのを助け出された。しかし、結果的に父は犯罪者になり、母は死んだ。 どんぞこから救われた晄であったが、将来のことを考える習慣が無いように生きていく。人生など考えてもいない。目先しかないと言って、サラ金に手を染め、詐欺に身を置く。そして、最後の目的を達成する為に行動を起こす。暗い暗いストーリーだ。 光の面では、25歳の晄が出会った日野との交流くらいだろう。出会ったと言っても晄の目的の為に依頼した関係であり、友達でもなんでも無かったのだが、日野は母に捨てられた過去を晄に明かしながら「笑っていればなんとかなる。それで助けられてきた。だから、お袋を恨んでない、むしろ感謝している。いいことを教えてくれたから。晄を一目みて、誰からも助けてもらわないで生きてきたと思った。だから俺が助けてやらなければと思った」と告白する。 晄は悪業に手を染めており、ターゲットも善人ではない。日野だってそんな晄に手を貸してしまっている。しかし、この時の日野の言葉は唯一悪業から離れたものだったように思える。この言葉をきっかけに晄が新しい道を歩いていく訳でも無く、日野との友情が生まれた訳でもないが故にあれは復讐から脱する最後の微かな光だった。 「我が心の底の光」の意味が最後にわかる。晄の復讐の動機だ。人の拠り所は人によって違うのだからそれはそれで良い。しかし、なんでそうなるのか。最後の行動には疑問が残る。彼に感謝している描写や心情はあっただろうか。最後まで怜菜から逃げていたようにしか思えない。 重く救いのないストーリー。晄にどこまで共感できるかで評価は分かれそうだ。

Posted by ブクログ

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