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ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇 ケンブリッジ 1939年 講談社学術文庫
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ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇 ケンブリッジ 1939年 講談社学術文庫

コーラ・ダイアモンド(編者), 大谷弘(訳者), 古田徹也(訳者)

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ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇 ケンブリッジ 1939年 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/01/13
JAN 9784062922760

ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇

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2015/05/25

ウィトゲンシュタイン講義録、「数学の基礎篇」は「哲学探究」前半を書いた後に行われた時期の講義で、内容的にも「哲学探究」と重複する面がある。 「数学」というからちょっと逃げ腰で読んだが、出てくるのは小中学校程度の基礎数学がほとんどで、その意味では難しくはない。「哲学探究」の言説を保...

ウィトゲンシュタイン講義録、「数学の基礎篇」は「哲学探究」前半を書いた後に行われた時期の講義で、内容的にも「哲学探究」と重複する面がある。 「数学」というからちょっと逃げ腰で読んだが、出てくるのは小中学校程度の基礎数学がほとんどで、その意味では難しくはない。「哲学探究」の言説を保管する詳細な論述という点で興味深いものだった。 しかし相変わらず、ウィトゲンシュタインの考え方には謎が多い。おおよその論旨はわかるのだが、ところどころで何を言わんとしているのかわからない箇所があるのも、いつもの通りだ。講義に出席した数学者チューリングの言い分のほうがよほど常識的でなじみ深いものだが、ウィトゲンシュタインはそうした聴講者の発言を受けて、さらに思考を深めてゆくようだ。だがそれは底知れないような高度な知の探索であり、容易に全貌は掴めない。 ここではウィトゲンシュタインは一貫して、数学的命題と、通常の言語による論理との根本的な差異を強調している。そして「摘要」(使用)が問題なのだ、といういつもの指摘が繰り返される。 ウィトゲンシュタインは相変わらず私には謎が多い。しかしそこには、私がまだくみつくし切れていない豊穣が眠っているような気がして、謎めいて魅了される。 この独特な哲学者から、私はまだ何か強い大きな物を引き出したいと思っている。

Posted by ブクログ

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