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三成の不思議なる条々
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2015/01/01 |
JAN | 9784334929862 |
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三成の不思議なる条々
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
関ヶ原の戦いで三成に関わった方々のそれぞれの視点や考え、そして三成の対応を物語化した小説。義理人情は大事だなぁと思った。
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関ヶ原の合戦の各大名家の動きや石田三成の実像に迫る歴史小説。関ヶ原の合戦の30年後に町人が当時の関係者に話を聞いて回る体裁になっている。徳川史観の下では三成は奸臣・佞臣と貶められていた。それを覆す展開になることは読みながら予想できた。しかし、話をする人々は皆が三成の良いところを話...
関ヶ原の合戦の各大名家の動きや石田三成の実像に迫る歴史小説。関ヶ原の合戦の30年後に町人が当時の関係者に話を聞いて回る体裁になっている。徳川史観の下では三成は奸臣・佞臣と貶められていた。それを覆す展開になることは読みながら予想できた。しかし、話をする人々は皆が三成の良いところを話すものではなく、それほど単純ではない。 最後になって現在と未来につながる問題であることが明らかになる。不当に貶められた三成の実像を明らかにすることは、冤罪被害者の名誉回復と重なる。冤罪の追及は過去だけでなく、現在と未来の問題である。 三成は以下のように考えていた。「天下が定まったからには、もはや兵も不要、軍勢は減らして兵を田に返すようにするつもり」(250頁)。これは今村翔吾『八本目の槍』の三成と重なる。既得権を守りたい守旧派大名には嫌われるだろう。
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葉室麟氏の「津軽双花」を読んでいたから、ラストはすごく暖かい気持ちになった(ネタバレになるか?)。石田三成と関ヶ原のことを、当時の経験者からの伝聞を「なんのために集める?」ミステリーとしても面白かったし、その経験者たちのお国言葉まるだしの話もとても興味深かった。石田三成そのものも...
葉室麟氏の「津軽双花」を読んでいたから、ラストはすごく暖かい気持ちになった(ネタバレになるか?)。石田三成と関ヶ原のことを、当時の経験者からの伝聞を「なんのために集める?」ミステリーとしても面白かったし、その経験者たちのお国言葉まるだしの話もとても興味深かった。石田三成そのものも人となりが面白かったし、その経験者たちの話も面白かった。また最初から読んでみたくなる気持ちになった。
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