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イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 集英社新書
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イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 集英社新書

内藤正典(著者)

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イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 集英社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784087207705

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商品レビュー

3.9

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2023/12/19

イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 著:内藤 正典 集英社新書 中東におけるイスラム教徒の紛争とはいくつか軸があるように思えます。 本書は残念ながら総花的うまく軸を捉えて切れていないように感じました。 基本:イスラム教とは何か 軸1:アフガニスタンのタリバンから、イスラム国、...

イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北 著:内藤 正典 集英社新書 中東におけるイスラム教徒の紛争とはいくつか軸があるように思えます。 本書は残念ながら総花的うまく軸を捉えて切れていないように感じました。 基本:イスラム教とは何か 軸1:アフガニスタンのタリバンから、イスラム国、ボコハラムに至る過激派の系譜 軸2:シーア派とスンニ派との対立 軸3:パレスチナをめぐる、イスラエルとアラブ諸国との闘い 軸4:トルコの対ロシア戦略 軸5:クルド人の情勢 軸6:湾岸諸国の産油国の動向 軸7:親米イスラム諸国の動向 ・イスラムを創始したムハマンド自身商人でしたので、その教えには、都市に暮らす商人の宗教としての性格が色濃く映し出されています ・イスラムとその信徒をターゲットにしているわけではない、と欧米はうそぶきつつ、テロとは無関係のしみんを犠牲にしてきました。 ・CIAが凄惨な拷問を繰り返してきたという事実まで明らかにされるなど、そうしたことの積み重ねの結果、解決の糸口すらないような状況を作りだしました ・トルコは、シリアからの100万をこえる難民を受け入れました。難民の大半はイスラム国の攻撃によって逃れたわけではありません。 ・それ以前に、シリアのアサド政権によって迫害され、アサド政権軍と戦う自由シリア軍(FSA)や、ヌスラ戦線というアルカイダ系のイスラム主義の武装組織などが入り乱れて衝突するために、住んでいられなくなって、トルコ側に逃れたのです。 ・2014年7月、日本は憲政史上大きな転換を迎えました。安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したからです。 ・パキスタンの軍統合情報部が協力して、アフガニスタンの反抗勢力やイスラム神学校の若者をムジャーヒディーンとして育てました。 ・パキスタン軍は、隣国のアフガニスタンに親パキスタンの勢力を育てたかったのです ・ムジャーヒディーンとはジハードの戦死のことです ・抵抗勢力がムジャーヒディーンを名乗ったのは、ソ連軍という共産主義者の無神論者と戦うことで自分たちの信仰、すなわちイスラムを守ろうという意識が底流にあったからです。 ・ソ連軍撤退後のアフガニスタンの秩序を回復しようと勢力を増したのが、タリバンです。 ・豪族をバックにもたない学生集団から出発したタリバンは、部族集団の支配を崩しました。 ・タリバンは、1996年にイスラムによる統治を掲げるアフガニスタン・イスラム首長国を誕生させたのです ・最終的にフセインは処刑されますが、アルカイダと無関係だったことが判明します。 ・そして、フセインがいなくなったイラクは、政治的利権をめぐって、シーア派、スンナ派が争い、国が事実上分裂してしまいます。 ・現在、世界中には、15億から16億のムスリムがいます ・新疆ウイグル自治区から西へトルコまで、基本的にイスラム圏です。こうしたイスラム世界の規模を日本人は理解できていません。 ・中東におけるアメリカの最大の同盟国はどこでしょうか。イスラエルではありません。答えはトルコです ・トルコは強大な軍事力を有し、NATOの加盟国でもあります。もともと対ソ連の橋頭保でした。 ・ムスリムに原理主義といっても何のことは理解できません。なぜなら、イスラム原理主義とはアメリガ作った造語だからです ・1991年に湾岸戦争が起きると、サウジアラビアなどペルシャ湾岸の諸国がアメリカ軍の保護をうけるようになります。 ・つまり石油を守るため、アメリカ軍の駐留を認めたわけです。 ・現在、読み書きができない成人の人口は世界で7億7400万と推定されていますが、そのうち、女性は3分の2を占めると指摘されています 等 目次 はじめに 日本は決してこの戦争に参加してはならない 序章 中東で起きていること 第1章 一六億人のムスリムを味方にするか、敵に回すか 第2章 まちがいだらけのイスラム報道 第3章 イスラム世界の堕落とイスラム国の衝撃 第4章 日本人にとってのイスラム おわりに 戦争は人の心の中で生まれる あとがき ISBN:9784087207705 出版社:集英社 判型:新書 ページ数:256ページ 定価:760円(本体) 発売日:2015年01月21日第1刷 発売日:2015年02月18日第4刷

Posted by ブクログ

2018/08/17

いまいち。 最終章の記載は、著者の専門領域での蓄積をいかんなく発揮できているものの、専門外の分野では明らかな誤り(存在しない「イラン民族」や、イランは「シーア派イスラーム主義」との記載)が散見され、本全体の信頼性を失わらせている。また中東各国の現代史をこの厚さの本で説明するのは...

いまいち。 最終章の記載は、著者の専門領域での蓄積をいかんなく発揮できているものの、専門外の分野では明らかな誤り(存在しない「イラン民族」や、イランは「シーア派イスラーム主義」との記載)が散見され、本全体の信頼性を失わらせている。また中東各国の現代史をこの厚さの本で説明するのはいささか無理があり、背景知識を持っていなければ理解はできない、もしくは誤解してしまう。 思い切って、著者自身の憲法9条に対する考えと、最終章の記載のみを1冊の本にしたほうがまだよかったかもしれない。

Posted by ブクログ

2017/08/22

ヨーロッパにおけるムスリム移民やトルコ等を研究対象にしている 著者による、第1次世界大戦以降から現在までのムスリムと欧米 による中東政策を解説した作品である。 「はじめに」で「日本は決してこの戦争に参加してはならない」とされ ているのだが、残念ながら著者の思いは実らなか...

ヨーロッパにおけるムスリム移民やトルコ等を研究対象にしている 著者による、第1次世界大戦以降から現在までのムスリムと欧米 による中東政策を解説した作品である。 「はじめに」で「日本は決してこの戦争に参加してはならない」とされ ているのだが、残念ながら著者の思いは実らなかった。日本政府は 言い逃れをしているけれど、ISが拘束している邦人2人の殺害に 至ったのは、やはり安倍信三の演説が引き金だもの。 状況を公平に見ようと思っても、どうしてもバイアスがかかるんだよな。 特に日本の報道は欧米メディアの視点でしか中東関係を報道しない。 以前は衛星放送でアルジャジーラの放送が見られたけど、今じゃ 報道番組でもアルジャジーラの報道内容を引用するところがない ものな。 それが無理解だったり、差別に繋がるのではないかと思った。例えば フランスの「ブルカ着用禁止法」。政教分離を厳格にしているフランス だから仕方ないのかもしれなけどね。確か公共の場に十字架を掲げる のも禁止だったはずだから。 それでもヨーロッパに渡ったムスリムたちが差別を受けていることに 変わりはない。差別に耐えて耐えて、それが爆発したらどうなるか? ヨーロッパからシリアに入りISへ入ろうとする若者が多いと報道され たように、自分たちの信仰を基礎にした国を作ろうとすることにな るんだろうな。 かといって、私もISを支持する訳じゃない。本書でも触れられているが 以前、日本の私学がアフガニスタンがカルザイ政権の時、大臣や 元タリバンの指導者を招いたことがある。敵対していたはずの人々が 日本の居酒屋で鍋を囲んでいるっていいじゃないか。 多分、出来ることがある。武器で制圧するのではく、対話の糸口を 見つけることだろう。本書ではトルコを例に取って解説されているが、 実際、ISに対して窓口を持っている唯一の国だろう。ロシアから「IS から石油買ってるだろう」と言われているけれど。 著者のように日本はトルコを手本にしてアメリカの要求を突っぱねろ とは思わない。トルコにもそれなりの思惑はありそうだから。ただ、 アメリカの尻馬に乗るのではなく、軍事力を使わずに仲介役になる ことも考えないといけないんじゃないだろうか。 ムスリム視点で現在の中東の混乱を理解するにはいいのだけれど、 前半部分でしつこいほどに集団的自衛権絡みに話になっているのが 残念。 「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心緒中に平和 のとりでを築かなければならない。 相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人 民の間に疑惑と不信をおこした共通の原因であり、この疑惑と不信の ために、諸人民の不一致があまりにもしばしな戦争となった。」 ユネスコ憲章の前文なんだが、結局は理想論なんだよな。相手を 知ろうとしないから今でも妙なことが起こっている。「コーラン」を 読まなきゃならないかな。

Posted by ブクログ

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