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死と砂時計
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死と砂時計
¥770
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商品レビュー
3.5
28件のお客様レビュー
架空の国の監獄を舞台にした短編集。監獄で起こる事件ということでその時点でホワイダニットが入っているのだがそこから派生してさらに謎が提示される。ただ思っている以上にぶっ飛んだネタは少なく想像出来るレベルのネタだったのが残念。その中でも「墓守の誉れ」が随一かと思う。この動機は中々に凄...
架空の国の監獄を舞台にした短編集。監獄で起こる事件ということでその時点でホワイダニットが入っているのだがそこから派生してさらに謎が提示される。ただ思っている以上にぶっ飛んだネタは少なく想像出来るレベルのネタだったのが残念。その中でも「墓守の誉れ」が随一かと思う。この動機は中々に凄くて唸ってしまった。ラストに明かされる大オチもまあまあよめてしまうので驚きという点では期待値を超えてはこなかったのだが、異質な世界観を楽しみたいのであればいいのではないか。
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☆4.0 世界各国から集められた死刑囚を収容するジャリーミスタン終末監獄に収監されたアラン・イシダは、牢名主となっている老人シュルツの助手となりながら監獄内で起こる事件の解決に奔走するようになる。 死刑執行前夜に囚人が斬殺されたのは何故か? この監獄から唯一脱獄に成功した囚人...
☆4.0 世界各国から集められた死刑囚を収容するジャリーミスタン終末監獄に収監されたアラン・イシダは、牢名主となっている老人シュルツの助手となりながら監獄内で起こる事件の解決に奔走するようになる。 死刑執行前夜に囚人が斬殺されたのは何故か? この監獄から唯一脱獄に成功した囚人は、どのようにして成し遂げたのか? 共通の言葉を持たないままに墓掘りの仕事を自らやり続けていた囚人は、何故墓を暴いたのか? そしてアランをこの監獄に送ることになった事件の真実は? 頭脳明晰なシュルツが解き明かす先にあるものとは…… 監獄という設定がいろんな制限を生んみ、それがまた面白そうな謎を作ってくれる。 死ぬことが定められた場所で、それでもまだ実感には及ばないモラトリアムな空気感と決して深くはならない人間関係が、事件が起こることで何かしら変化する。 それはアランも同じ。 エピローグで見える未来は夢か現か。
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