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定本 百鬼夜行 陽 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2015/01/05 |
| JAN | 9784167902735 |
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定本 百鬼夜行 陽
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商品レビュー
3.8
37件のお客様レビュー
10の作品が収められた短編集です。 時代はいずれも昭和のはじめ、先の戦争前後のこと。 それぞれのお話のタイトルには妖怪の名前がつけられていますが、化け物、もののけ、幽霊の類は一切登場しません。なので、怖がり、弱虫、泣き虫の方も、安心してお読みいただけます。 ここに描かれているの...
10の作品が収められた短編集です。 時代はいずれも昭和のはじめ、先の戦争前後のこと。 それぞれのお話のタイトルには妖怪の名前がつけられていますが、化け物、もののけ、幽霊の類は一切登場しません。なので、怖がり、弱虫、泣き虫の方も、安心してお読みいただけます。 ここに描かれているのは、人の心の襞、胸の奥底に秘められた、悔恨、慚愧、悲哀、苦痛、苦悩、傷み、狂気など、人間の本質にまつわるような事柄です。一人称で語られているか、三人称で書かれているかに関わらず、まるで個々の主人公の独白を聴かされているような気になりました。 また、物語によっては、これは自分のことだと思えるような、自分という人間の本性があぶり出されるのではないかと思えるようなものもありました。自分がそう思ったくらいですから、きっと多くの人にあてはまることが描かれているのでしょう。人間というのは、つくづく愚かで、哀れな生き物ですね。 最後の短編には、ご存じ中禅寺秋彦、榎木津礼二郎、関口巽の三名が登場します。本章の主人公は、榎木津礼二郎。礼二郎が探偵になったいきさつが、ここで明かされています。 この最後の作品で、本短編集の趣旨、テーマが語られているように思えました。 https://note.com/b_arlequin
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
京極堂シリーズのサイドストーリー集第二弾。 いない筈の妹の影に懊悩する由良家の管財人・平田。性欲に惑う刑事・大鷹。後ろめたさに囚われる老婆・マキ。人でなしを自認する青年・江藤。帝都を離れ亡妻を回顧する作家・宇多川。父の転落死の謎を追う薬剤師・寒川。復員し生家に向かう工作職人・寺田。雨女に責め立てられるチンピラ・赤木。蛇を異様に怖れるホテルメイド・登和子。魚の眼を欲する後の探偵・榎木津。 「陽」のタイトルとは裏腹に、鬱屈を抱える者たちの独白には気が滅入りますが、出口を見出せない閉塞から生じる怪異に浸れます。
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陽といっても明るいわけではなく、陰と同様の内容。一応邪魅を呼んだあとにしたが、短編ごとに判断してバラバラに読み進めた方が良いかもしれない。いくつかの短編は魍魎と狂骨のあとなら読んで問題ない。鵺に繋がりそうな話があるので、読む前に再読すると良さそうだ。最後の目競はとあるキャラクター...
陽といっても明るいわけではなく、陰と同様の内容。一応邪魅を呼んだあとにしたが、短編ごとに判断してバラバラに読み進めた方が良いかもしれない。いくつかの短編は魍魎と狂骨のあとなら読んで問題ない。鵺に繋がりそうな話があるので、読む前に再読すると良さそうだ。最後の目競はとあるキャラクターのファンは必読。
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