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とんでもなく役に立つ数学 角川ソフィア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784044094768 |
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とんでもなく役に立つ数学
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商品レビュー
3.7
43件のお客様レビュー
イグノーベル賞で有名な西成先生による数学の話。とんでもなく役に立つ、というのも間違いでは無いが、数学にまつわる面白話の紹介という感じで、個人的にはその方が楽しめた。本書の良さは、説明が上手さ。これにより、数学への抵抗は下がると思う。 例えば、不完全性定理の話。ー 有名な例ですが...
イグノーベル賞で有名な西成先生による数学の話。とんでもなく役に立つ、というのも間違いでは無いが、数学にまつわる面白話の紹介という感じで、個人的にはその方が楽しめた。本書の良さは、説明が上手さ。これにより、数学への抵抗は下がると思う。 例えば、不完全性定理の話。ー 有名な例ですが、「ここに貼り紙をするな」と書いてある貼り紙を見つけたとき。これ自体が貼り紙だけれど(笑)、この貼り紙はどうなのだろう…・・・・。違反しているのか、許されるのか、どちらだと思う?意見が割れるでしょう。これは論理の柱を壊してしまう例で、論理的に決着をつけるのは難しい。ゲーデルという数学者がこういった論理の破たんする例を見つけてしまったので、「ゲーデルの世界」といわれています。こういう例はいくらでもつくれる。少し込み入った設定ですが、床屋のパラドックスと呼ばれる例を紹介しましょう。 ある村に、床屋さんがひとりだけいた。その床屋さんは、「自分自身のひげをそらない人全員のひげをそる」とする。さて、この床屋さん自身のひげは、誰がそる? ・・・解決できないジレンマに陥りますね。数学には、実は、このように論理が破たんしてしまう例が含まれていることがわかったのです。この避けられない宿命をまとめたものが「不完全性定理」。 他には、人が密集する部屋から避難する際の合理的な動き方について。 -どはじめは障害物があると、どれだけタイムが遅くなるかを知りたかったのです。障害物がどれだけ悪さするかを研究しようと思って、やってみたら「あれ?」って(笑)。狙ってやったわけじゃない。まったく予想外の結果で、後づけです。われ先に、と一人ひとりが自分勝手に最大限逃げようとするより、邪魔な柱があって、それぞれちょっとだけ我慢している状態のほうが、実は全体が早く逃げられる。 フランスの地下鉄では、電車のドアが開くと入り口の真ん中にポールが立っていますが、そのほうが出入りがスムーズになるということを経験的に知っているのではないかと思います。 パニックになると人は他人の後を追う、選択肢が多すぎるとバグが増えるという証左にもなるような実験に見える。 - メッカ巡礼の300万人というのは、実は、ほぼ新宿駅の1日の利用者の数と同じなのです。この記録は世界一で、ギネスブックにも載っています。つまり、新宿は毎日がメッカ巡礼のようなものなので、そういう都市に住んでいる私にこの問題をまかせてほしいと映呵を切ってきました(笑)。さて、新宿駅では、どうして300万人の人を毎日、安全にさばけるのだと思う?メッカ巡礼の場合、生で一度だけという人も多くいますが、新宿駅の場合は、通勤などで「毎日」使うことで、みながどのように動けばいいかを知らず知らずに学習し、自然と秩序が生まれていくのです。 これらの内容は、西成先生のイグノーベル賞のテーマである渋滞学、『なぜ、歩行者はお互いにぶつからないのか』に通ずる話であり、まさに著者の得意分野でもある。この研究の本質的な部分が素人にも分かりやすく楽しめる点が本書の良さでもある。
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もっと読むのに苦労するかと覚悟していたのに、 案外すんなり読めてしまった。 数式部分は目が上滑りしてたけど。 数学かと思いきや、経済だったり心理学だったり、 いろんな学問が絡んでくるのが面白い。 高速道路で車間距離40m。 無意識だったけど、 そのくらいは自然にやっている気がする...
もっと読むのに苦労するかと覚悟していたのに、 案外すんなり読めてしまった。 数式部分は目が上滑りしてたけど。 数学かと思いきや、経済だったり心理学だったり、 いろんな学問が絡んでくるのが面白い。 高速道路で車間距離40m。 無意識だったけど、 そのくらいは自然にやっている気がする。 遅い、とか、やっぱり女か、とか 周りの車にウザがられてる気がしてたけど、 実は役に立っていたのか? 振動経済、素敵。おたがいさまの心が大事ね。
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おもしろいところもあったけれど、 やっぱり数学、めんどくさい!って思っちゃう。 こんな現象も数式にできるんだよ!と言われても、国語を知っている自分からするとその表現方法は不自由すぎてやだな…と思ってしまう。
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