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古書収集家 フィクションの楽しみ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 水声社 |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784801000797 |
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古書収集家
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
没交渉の友人ダニエルから連絡を受けたことを機に、彼にかれられた殺人容疑の真相究明を始めるグスタボ。しかし当のダニエルも、また彼の旧友も事件と関連の無い話を物語るばかり……。 正直に言えば、意味不明な物語が迷宮のように延々と続く展開に挫折しそうになった。しかし試験で難問の解き方を閃いたときのように、突如として本作の迷宮は開けてくる。この場面に当たった瞬間の爽快さは喩えようもない。本作はミステリーだが論理的で直線的な展開はせず、遡行し交錯し非合理的ですらある。個人的にその様がクリストファー・ノーラン監督の映画『メメント』(2000年)を想起させた。
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最初はルンルン読んでましたが、次第に夏の湿気の重だるさのように、身も心もどんよりしてきました。 我々は「種明かし」に向かって読書を進める。それはドミノを1つ1つ並べていく行為なのかな。「答え」が解ってしまうと同時に、ドミノは倒れて、今までのワクワク感は終わってしまうのかな。どんよ...
最初はルンルン読んでましたが、次第に夏の湿気の重だるさのように、身も心もどんよりしてきました。 我々は「種明かし」に向かって読書を進める。それはドミノを1つ1つ並べていく行為なのかな。「答え」が解ってしまうと同時に、ドミノは倒れて、今までのワクワク感は終わってしまうのかな。どんよりした暗黒の血の池地獄色のシナモンロール迷路をずっとさまよっていたかった。「種明かし」を知りたくなかったわ。 ペルーの人なんだけど、他の南米作家とはまた一味違う人。夏の夕暮れ気だるさ+サスペンスフル(そんな言葉あるんか?)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説全体が、京極堂の、中々本題にたどり着かない話のような。 冒頭にやられてしまいました。シャムロックティーぽさを感じたのは久々なので、嬉しかったです。 後半の解明部分には、もうドキドキで読んでました。 暗号の部分は、原語ではどうなっていたのか、その部分が素敵なのは訳のせい、てのもあるのでしょうか。 ところで南米の作者のものはあまり読んだことがないのですが、幻想、幻惑的な雰囲気が多い気がして、気になりました。
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