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ウォーク・ドント・ラン 村上龍VS村上春樹
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1981/07/20 |
JAN | 9784061169005 |
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ウォーク・ドント・ラン
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商品レビュー
4
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
若かりし龍さんと春樹さんの対談。 若いってのもあって、どちらもいまじゃ言わないようなエッジの効いたことを言っているような気がする。 そう、横文字多くて何言ってるかのかわからないというのが本音であって……(自分だけかもしれないけどさ どちらも自由な気風を持ってはいるけど、根っこは全然違う2人。僕は読んだ人みんなに認められなくてもいい、かたやみんなに認められたい。 龍さんのおうちは猫めっちゃ飼ってたんですね。あとうつ病にもなってたとは知らんかった。 限りなく透明に近いブルーはかなりお金が入ったんですね……羨ましい。
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龍さんと春樹さんがこんな親しげに色んな対談をしていたなんて…! 週末に村上春樹ライブラリーにて初めてこの本の存在を知った。 春樹氏と龍氏がこんなに色んな話をしてる事が意外だったし、80年前後、春樹氏がそろそろ子作りを考えているという件も初耳で新鮮。40年前の対談だが、お二人の特徴...
龍さんと春樹さんがこんな親しげに色んな対談をしていたなんて…! 週末に村上春樹ライブラリーにて初めてこの本の存在を知った。 春樹氏と龍氏がこんなに色んな話をしてる事が意外だったし、80年前後、春樹氏がそろそろ子作りを考えているという件も初耳で新鮮。40年前の対談だが、お二人の特徴が既に出ている。
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村上RADIOを毎月愛聴しているせいか、村上春樹のモノマネができるようになった(と勝手に思っている)。似ているかどうかは不明。 この本、ずーっと読みたいと思っていたのだけど、絶版で、読むことができなかった。市場にはわりと出回ってはいるけど、高値で。 ところが最近、私の生活圏で...
村上RADIOを毎月愛聴しているせいか、村上春樹のモノマネができるようになった(と勝手に思っている)。似ているかどうかは不明。 この本、ずーっと読みたいと思っていたのだけど、絶版で、読むことができなかった。市場にはわりと出回ってはいるけど、高値で。 ところが最近、私の生活圏ではないけど、私も利用できる図書館が所蔵していることを発見し、この間ちょうど近くまで行ったので、そのためだけに図書カードを作って借りてきた。 ああ、日本の図書館は本当に素晴らしい。 もうこれだけで、税金ちゃんと納めよう! 法を順守するいい市民になりますっ!っとか思います。 そして、めちゃくちゃおもしろかったーっ! おもしろいだろうとは思ってたけど、期待を大きく上回った。 村上龍さんと春樹さんの対談集。 出版年は1981年。 つまり、「世界の終わり」も、「羊をめぐる冒険」もまだ出ていない。 ちょうど「コインロッカー・ベイビーズ」が出たところ、の様子。 二人とも、まだデビューして数年、とても若くてものすごく無防備。特に、村上春樹さんは今では考えられないような不用意な発言がばんばん見られる。 これが絶版なのは、きっと二人の意向なんだろうと思った。 ファンとしては、こんなにおもしろい本はないと思うのだけど、ご本人としては(特に村上春樹さんの方は)焼き捨てたいのではないかしら、と勝手に想像。 私が思うに、この本の一番の読みどころは、「コインロッカーベイビーズ」を読んで、村上春樹さんが自分のスタイルについて、今後の作家としての在り方について、ぐらっと揺れた様子が全体に見てとれるところ。 自分のやり方を変えるつもりはなくても、自分の書いていることが読者に伝わるのかというあたりに、まだ完全に確信が持てないでいる村上春樹氏の様子を見るのは衝撃だった。 この、揺れている若い作家のその後の大成功を知っている、という感覚は、なんとも不思議な感動があった。 神の視点をいっとき借りることができたような厳かな気持ち、というとちょっと大げさだけど、人知を超えたパワーで、ほんの少しだけ、時をさかのぼらせてもらったような感覚。 この人は、こうして模索しながら、少しずつ少しずつ誠実に仕事をしていって、やがて大きく飛躍していくんだなぁ、と、心打たれた。 とにかく不思議体験をした、という読後感です。 確かに、コインロッカーベイビーズはパワフルな本だったなぁ、と思い出す。私も昔イッキ読みした。 友達に「えーっ、まだ読んでないの!? あれは読まなくちゃ!」と言われて貸してもらったんだと思う。 村上春樹さんが感じた衝撃ほどじゃないだろうと思うけど、読み終わった後、ぼーっとした。 ところで、対談での二人のやりとりを読んで驚いたのだけど、二人を比べると、村上龍さんの方が全然大人というか、合わせてあげているというか、村上春樹さんがちょっと子供っぽいというか青いというか・・・逆かと思ってたからびっくりした。 そして、村上龍さんは村上春樹氏の作品の真価をかなり正確に把握しているなぁ、と思った。ちょっと感動した。 村上春樹さんが自分の作風のことをパワーがないと何度か繰り返して言った時の村上龍氏の言葉「幸福だっていう象徴のティッシュペーパーがさ、舞い上がっていくところ想像したっていうの、そういうのもやっぱり小説のパワーだと思うよ」には、「そう!それ!そこ!それ!」と私は口ぱくぱくさせて完全同意した。 こんな風に彼の特徴をとっさに端的に説明できるなんて、すごいなぁ、村上龍。と思った。 あとがきも二人ともめちゃくちゃ良かった。 この二つのあとがきは有名ですね。両方ともいろんなところで引用されているような気がするけど、ちゃんと並べて読んだのは初めて。 どっちもいいなぁ、と思った。 さすがだ。
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