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精神の発見 梅原猛著作集18
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精神の発見 梅原猛著作集18

梅原猛(著者)

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精神の発見 梅原猛著作集18

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 1983/03/24
JAN 9784081500185

精神の発見

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2026/07/28

『精神の発見』(角川文庫)などに収録されることになる、著者のエッセイなどの文章がまとめられています。 1970年の大阪万博や三島由紀夫の自殺といった、執筆当時の事件をめぐる著者の所感が語られた比較的柔らかい文章に混じって、『神々の流竄』(集英社文庫)や『隠された十字架』(新潮文...

『精神の発見』(角川文庫)などに収録されることになる、著者のエッセイなどの文章がまとめられています。 1970年の大阪万博や三島由紀夫の自殺といった、執筆当時の事件をめぐる著者の所感が語られた比較的柔らかい文章に混じって、『神々の流竄』(集英社文庫)や『隠された十字架』(新潮文庫)にまとめられていく著者の日本古代史研究の成果の一端を提出した、比較的固い文章がふくまれていて、読者は古代と現代を何度も往復させられることになります。 著者の古代史研究には距離を置くひとが多いと思いますが、「このごろ、私は古代史に夢中になっている」といい、「私の心は、語りたいことにウズウズしているが、その心を押えつつ、完ぺきな真理として体系化したいと思っている」という、あたらしい鉱脈を掘りあてた喜びが率直に表明されている文章を読むと、すがすがしさを感じるのではないでしょうか。 そのほかにわたくしの目を引いたのは、筑摩書房から刊行された「近代日本思想大系」シリーズの和辻哲郎と岡倉天心の巻の「解説」です。和辻にかんしては、湯浅泰雄のすぐれた評伝がすでに出ており、著者は『美と倫理の発見』において和辻批判をおこなった文化論者として、和辻の思想の意義を語っています。また天心については、ロマン主義者でありながら詩を書かなかったこと、ナショナリストでありながら世界に向けて英語で著作を発表したこと、美術行政家としては失敗しながらそのためにかえって美術教育者として務めを果たしたことなど、彼のパラドクスを指摘して、その業績を解釈しようと試みています。両者の実存の底から湧き起こる情念に彼らの業績の淵源を見ようとするところに、やや狭い観点に囚われている印象を受けることはいなめませんが、それもふくめて著者ならではの見かたが示されているように感じました。

Posted by ブクログ

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