天才イーロン・マスク 銀河一の戦略 経済界新書047

桑原晃弥(著者)

• 販売会社／発売会社: 経済界
• 発売年月日: 2014/11/01
• JAN: 9784766720570

商品レビュー

2022/10/24

イーロン・マスクの半生を知る好著です。
南アフリカで生まれ、両親の離婚から自らも肉体労働しながら勉学に励み10歳でプログラミングを独学でマスター。その後のアカデミックな経歴は本書を読めば分かるが、現在の彼の事業計画の根幹が大学生の時に考えたアイディアだったという点は驚異的です。資源枯渇や止まない紛争などエントロピー増大まっしぐらの地球から「世界人類を救う」ために当面重要な3つの要素「インターネット」「持続可能なエネルギー」「他惑星への移住」という観点から彼の事業構想が生まれている。
まずはコンピュータ知識を活かしオンライン支払システムを考え、その売却資金でロケット開発会社「スペースX」を設立、その後も電動自動車「テスラ・モーターズ」、太陽光発電会社「ソーラーシティ」を設立。どの事業もものづくりがベースとなっているため、莫大な設備投資と回転資金、高度な技術力が必要で、事業規模が大きいだけに失敗のリスクも半端ない。実際、ロケット打ち上げは3回失敗して、いよいよ個人資産も使い果たし、4回目の失敗はもう無いところまで追い詰められている。
彼の展開している事業一つでも成功するのは至難の業だが、これらを並行してやっている点に彼の特異な天才性が表れている。

2018/10/15

都市伝説的内容で取り上げられることもあるイーロンマスク氏。
実に興味深い。

単なる一経営者かと思っていたが、相当な優秀なエンジニアでもあるとのこと。

アウトソーシングは、一見するとよく策にみえるが、
安直な発想でよくない、

明るい未来を信じて、まい進する。

2015/01/04

テスラモーターズやスペースXなどの経営者イーロン・マスクに惹きつけられる人は多いのではないでしょうか。彼個人の魅力だけではなく彼の事業・プランに対する魅力でしょうが、スティーブ・ジョブス亡き今、ジェフ・ベゾスとならんで注目されている経営者の一人。

会社を立ち上げ拡大させ世の中をアッと言わせる彼らには何だかんだと共通点があるようで、本田宗一郎やエジソンとも共通する部分がある。

イーロン・マスクとジェフ・ベゾスはこの先がまだ未知数なところもあるけど、成功する人には決めたことをやり通す意思と行動力があるのは当然だけど、根底には世の中のためになるとか世界で一番いいものを作るとか理想も高い。

ものづくりをやる人ってカッコイイと改めて思います。

ちなみに彼に直接取材したものではありません。