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Uボート、西へ! 1914年から1918年までのわが対英哨戒
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 潮書房光人社 |
発売年月日 | 2014/11/01 |
JAN | 9784769815839 |
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Uボート、西へ!
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第一次世界大戦中のUボート艦長の本は珍しいのではないだろうか。訳者のあとがきにも書かれているが、その戦いぶりは、第二次大戦とそっくりで驚かされる。もちろん、潜水艦の潜航深度やレーダーが使われていないなど性能面では30年の違いがあるが、航空機の脅威も既に現実のものとなっている。大き...
第一次世界大戦中のUボート艦長の本は珍しいのではないだろうか。訳者のあとがきにも書かれているが、その戦いぶりは、第二次大戦とそっくりで驚かされる。もちろん、潜水艦の潜航深度やレーダーが使われていないなど性能面では30年の違いがあるが、航空機の脅威も既に現実のものとなっている。大きく異なるのは、通商破壊戦の相手である連合国の輸送船に木造船が多いことや、大戦初期には臨検を経て積荷が禁輸品である場合にのみ乗組員を避難させた上で撃沈していたこと。Uボートというと、無制限潜水艦戦のイメージが強いが、潜水艦の脆弱性を晒してまで交戦規程を遵守していたとは知らなかった。このような交戦規程遵守や水上艦隊の温存など、当時のドイツは政治判断が軍略を上回ることが少なく、それゆえに戦争に負けたのだと著者は為政者を批判する。これは、戦闘に負けたのではないという匕首伝説を広めたヒンデンブルクと同様の発想なのであろう。多くのUボート乗りが戦死した中で、生き残った者として、Uボートの功績を後世に伝えたいという著者の気持ちを感じた。 原書を読んでいるわけではないが、訳がとても良いと思う。
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