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ジュンのための6つの小曲
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ジュンのための6つの小曲

古谷田奈月(著者)

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ジュンのための6つの小曲

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/11/21
JAN 9784103349129

ジュンのための6つの小曲

¥220

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2020/03/08

神前酔狂宴を読んで興味を持って図書館で借りた。 あまり好みではなかったが、なんとなく読了。 小谷田奈月さんの本、2冊とも私からは出てこない表現・文章だな、と思う。

Posted by ブクログ

2018/08/31

『ジュン』は音楽家だ。彼の前では言葉は意味を持たず、全ての音となる。 ジュンは彼女との出会いで、自分は楽器だったのだと気付く。彼女の名は『エイプリル』、演奏家で、曲を作るクラスメートの『トク』のギターだった。 ジュンは常日頃の奇行から、皆に「弱い」と思われている中二の男子。確か...

『ジュン』は音楽家だ。彼の前では言葉は意味を持たず、全ての音となる。 ジュンは彼女との出会いで、自分は楽器だったのだと気付く。彼女の名は『エイプリル』、演奏家で、曲を作るクラスメートの『トク』のギターだった。 ジュンは常日頃の奇行から、皆に「弱い」と思われている中二の男子。確かに自閉症とかADHDとか、何かしらの障害児に該当するのだろう。とても素晴らしい声の持ち主で全てを歌にしてしまえるけれど、独自の言葉(音)にしてしまうためバカにされている。ある意味独特の才能があるのだろうけれど、どうしても親目線で読んでしまうので大変だろうなという思いが先に立ってしまう。 もう1人の少年トクは、比較的普通の男の子。悩みの種は親、主にと言うかほとんど父親のカン。まあ時期的なせいもあるのだろうけれど、あの父親じゃ苦労するだろうなと、こっちは子ども側が気の毒。 そんな二人が音楽を通して出会い、一つの目的に向かうわけだが・・・ 転機となるのが、ジュンがクラスメートに意味なく暴力を振るわれたとき、「こんなのもう無理」というトクの叫び。常日頃バカにされてはいてもジュンが平気そうだから「ま、いっか」と思っていたけれどもう無理だ、と。きっといじめを見ている大半の子はこんな風に思っていそうだな。さらにジュンにも苛立ち「お前は誰と喋ってんの?」と。初めてトクは本音をぶつけ、ジュンはトクと向き合う。エイプリルの持ち主ではなく、カンくんの子どもでもないトクに。このシーンに一番心を揺さぶられた。

Posted by ブクログ

2018/08/20

きらめくような文章。読んでいて心が弾んだ。 少し前のわたしだったら、主人公ジュンの友人のトクの目になって読んで、ときにジュンのふるまいにイライラしながら読んだかもしれない。 子どものいる今は、ジュンも、トクも、そのほか彼らをとりまくみんながのびのび健やかに過ごしてほしいなと願う。

Posted by ブクログ

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