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オーガニックラベルの裏側 21世紀食品産業の真実
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オーガニックラベルの裏側 21世紀食品産業の真実

クレメンス・G.アルヴァイ(著者), 長谷川圭(訳者)

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オーガニックラベルの裏側 21世紀食品産業の真実

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784393741559

オーガニックラベルの裏側

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商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2018/10/26

地場産業を応援することが一番信頼できる"オーガニック"の支援のあり方なんだなぁと痛感する本だった。 『(株)貧困大国アメリカ』にも出てきているように、スーパーに並ぶオーガニックのほとんどは実はオーガニックではなかったり非倫理的な商品で、オーガニックという「夢」...

地場産業を応援することが一番信頼できる"オーガニック"の支援のあり方なんだなぁと痛感する本だった。 『(株)貧困大国アメリカ』にも出てきているように、スーパーに並ぶオーガニックのほとんどは実はオーガニックではなかったり非倫理的な商品で、オーガニックという「夢」を売っているのだと知った。

Posted by ブクログ

2016/06/15

ここ最近、普通の大手ス―パーでも「オーガニック」「有機」を謳った商品をみるようになりました。食品に対する消費者の意識が高くなり、一昔前は特別扱いだったオーガニック商品が当たり前のように販売されることは、悪いことではない・・・と最初は思っていましたが、よくよく考えると、全国展開の大...

ここ最近、普通の大手ス―パーでも「オーガニック」「有機」を謳った商品をみるようになりました。食品に対する消費者の意識が高くなり、一昔前は特別扱いだったオーガニック商品が当たり前のように販売されることは、悪いことではない・・・と最初は思っていましたが、よくよく考えると、全国展開の大手スーパーに納入するにはそれなりの数を切らすことなく作ることが必要です。大手は欠品や不良品にものすごく厳しいからです。 そういう視点で見ると、オーガニックと謳っているものがあやしいかもしれないと思うようになりました。納入するには量産体制が整っていないと厳しいはずだが、それはオーガニックと呼べるのか? というわけでこの本の登場です。ちなみにオーガニックというのは「おいしい」とか「安心」という意味ではなく(その育て方の性質上、結果的においしいと言われることは多々あります)、工業的な生産方法よりもエネルギーが少なく、環境にも負担が少なく、他の生物との複雑な関係を破壊することなく、有機的なつながりを大切にしながら育てられたものという意味がいが強く、決して品質のことを言っているわけではありません。 この本は主にヨーロッパの食品業界についての暴露本です。日本は出てきませんが、日本でも問題になっている産地偽装や期限切れ食品の提供、大量廃棄などがヨーロッパでも問題になっているようで、食品企業に対する不信感は場所を変えても同じだと分かります。 さて、大手スーパーに納入しているオーガニック食品のメーカーを訪ねる旅に著者は出るのですが、そこでみたものはとてもオーガニックと呼べるものではないことが分かります。 例えば鶏。宣伝では広い草原で平飼いされている映像が流れているが・・・・実際には狭い鶏舎に何千羽と詰め込まれて飼われいる。いや、そもそもその鶏自体が遺伝子操作された雛で、F1種と呼ばれるもの。卵を産ませるためだけに孵化させたものだが、雄は生まれたその日にシュレッダーで殺処分される。雄は卵を産めないから。餌が有機飼料であるだけで、普通の鶏となんら変わらない。それでもオーガニックという認証を受けている。規定の飼育面積はクリアしているからです。面積はクリアしていても育てられているのは鶏舎という現実。そして規定ではF1種を認めている。 どうしてこのようなことが起こるのか?認定するのは民間企業だからだと著者は指摘します。基準が厳しいと顧客が離れていくからです。 この一例だけを見ても怪しいニオイがしてきます。本書にはそういった企業がたくさん登場します。しかし一方で、持続可能な農業を実践している農園にも足を運び、これから農業はどうあるべきか、を問うています。 そして最後はやはり、企業のイメージ戦略に騙されないよう、消費者がしっかりと見極めないといけないと述べています。 ヨーロッパの現状より日本はマシであって欲しいと願いますが、持続可能なエネルギー、農業への関心は世界中に広がっているようで、まだ希望が持てそうです。

Posted by ブクログ

2015/09/04

私は動物を飼った経験がないせいか、 家畜を倫理的に扱うべしという主張が感覚的に理解できない。捕食者に養育されるということは、それがどのような環境であれ、本質的に残酷なことではないのか?だから著者の主張には共感できるところが少なかった。 あとハイブリット種に関して誤解を招くような表...

私は動物を飼った経験がないせいか、 家畜を倫理的に扱うべしという主張が感覚的に理解できない。捕食者に養育されるということは、それがどのような環境であれ、本質的に残酷なことではないのか?だから著者の主張には共感できるところが少なかった。 あとハイブリット種に関して誤解を招くような表現をおそらく意図的に入れているのはいただけない。 農業技術は根本的に自然に反した行いであり、それがオーガニックがどうか倫理的かどうかを問うよりも、それを持続的に行いうるかが一番の考えるべき問題だと思う。

Posted by ブクログ

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