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娘と私 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2014/11/10 |
JAN | 9784480432209 |
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娘と私
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
『砂糖の用い方』に大変感銘を受け、次に読んだ獅子文六。好きだなぁとしみじみ思う。 なんだろう。ユーモアがあり、例えが上手で、戦前戦後の日本を見てないにも関わらず目の前に広がるよう。ちょっとひねくれてて、喜怒哀楽が豊富で人間味のある文章。 長いけど、夢中で読めてしまう。
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こんなふうに何十年も夫婦やこどもの事を記していったら、私だったらどんな物語になるか…と考えさせられた。 時がたって夫婦として仕上がってゆく感じが読んでいて嬉しい気持ちになった。
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GWを利用してやっと読み切れた! 獅子文六にハマって約2年。ちくま文庫で近年復刊された作品を読み漁り、評伝や企画展などで彼の生涯を知ったうえで、今だ、と思って読み始めた私小説「娘と私」。 タイトル通り、娘とのエピソードが中心なのかなと思ったら、2番目の妻を迎え3人家族となった...
GWを利用してやっと読み切れた! 獅子文六にハマって約2年。ちくま文庫で近年復刊された作品を読み漁り、評伝や企画展などで彼の生涯を知ったうえで、今だ、と思って読み始めた私小説「娘と私」。 タイトル通り、娘とのエピソードが中心なのかなと思ったら、2番目の妻を迎え3人家族となった文六一家と、戦中〜戦後の自身の苦悩について詳しく記されていた。 あまりにも正直な感情を書きすぎていて、千鶴子さんに少し同情してしまう箇所もあったけれど、読み終えると、また違った感慨が湧いてくる。 カラッと明るくモダンな作品で世間を楽しませた流行作家が、私生活でこんなに苦悩し奮闘していたことに驚き。 牧村さんの解説の結び、巴絵さん(作中では麻理さん)について触れた数行に何故か泣けた。
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