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娘と私 ちくま文庫
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娘と私 ちくま文庫

獅子文六(著者)

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娘と私 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2014/11/10
JAN 9784480432209

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商品レビュー

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2025/06/21

650ページ、一気に読ませる。 獅子文六のいわば私小説。もとは「主婦の友」に、1953年1月号から56年5月号まで連載。61年にはNHK朝の連続ドラマの第一作になった。 獅子文六、留学先のパリでマリー・ショウミイと恋に落ち、妊娠した彼女を伴い帰国。生まれた女児は巴絵と名づけられた...

650ページ、一気に読ませる。 獅子文六のいわば私小説。もとは「主婦の友」に、1953年1月号から56年5月号まで連載。61年にはNHK朝の連続ドラマの第一作になった。 獅子文六、留学先のパリでマリー・ショウミイと恋に落ち、妊娠した彼女を伴い帰国。生まれた女児は巴絵と名づけられた。しかし巴絵が7歳の時に、マリーが病死。文六は男手ひとつで巴絵を育てなければならなくなる。小説は、1925年の巴絵の誕生に始まり、51年の巴絵の結婚で終わる。戦前・戦中・戦後という時代の移り変わりもそこに描かれている。 読みどころは父子家庭の大変さ。とくに印象的だったのは、麻里が小学校の寄宿舎で重い肺炎になってしまう場面。でもやがて、救世主が現れる。文六は静子という女性と再婚し、静子は麻里を育て上げる。文六は仕事をしながら、ふたりをただ傍観するのみ。後半の主題は「娘と静子」。 小説中の人名や学校名は実名ではない。たとえば、ミッションスクールの白百合は白薔薇、マリーはエレーヌになっている。巴絵も、母親マリーの名をとって麻里。後妻の静子は千鶴子として登場する。残念なことに、静子は巴絵の結婚の前年に亡くなった。本書は「亡き静子に」捧げられている。 (タイトルは、有名なミュージカル『王様と私』のもじりなのかも。ミュージカルの初演は1951年。連載の直前だし、文六は演劇人でもあったので。)

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2025/02/28

フランス人の妻に先立たれ、六歳の娘と二人きりで残された著者が、大人になった娘を羽田からフランスへと飛び立つのを見送るまで。 自伝的小説である。 固有名詞などは変えてあるが、そこに描かれた心情は紛れもない真実であろう。 主婦に先立たれ、仕事も駆け出しで収入も乏しく、育児と不慣れな家...

フランス人の妻に先立たれ、六歳の娘と二人きりで残された著者が、大人になった娘を羽田からフランスへと飛び立つのを見送るまで。 自伝的小説である。 固有名詞などは変えてあるが、そこに描かれた心情は紛れもない真実であろう。 主婦に先立たれ、仕事も駆け出しで収入も乏しく、育児と不慣れな家事、しかも子供は病気ばかりする。 ーー仕事に没入できず、神経衰弱になりかかった。父親は事業を愛すると共に、子供を愛したい。どっちが大切というのではない。別のところから出る愛であるーー 今、片親で子供を育てている人にとっての厳しい現実と変わらないだろう。 著者は、極論で「娘のため」に再婚を決意する。 家事の負担は減ったけれど、継母と娘と私の、新たなる日々が始まった。 戦争があり、疎開があり、都落ちと、戦争小説を書いたことにより戦後の処分に気を揉むなど、自分には絶えず不幸が襲いかかるような気がしている。 気がつけば、妻との関係性も変わってきていた。 つくづく、暮らしという毎日の積み重ねによって、人は、家族の関係は、変わっていくものなのだと思う。 娘の結婚式にすでに妻はいない。娘を育て上げた一番の功労者は、ウェディングドレスを見ずに一生を終わってしまった。 失って初めて気づくものもある。 愛情と感謝とともに心の中で、娘の結婚式に妻も列席させた。 その後、著者はあっさりと三度目の結婚をするのだが、この本は、「私の娘を育てるために、一生を送ってしまった」二度目の妻に献げている。

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2025/01/13

著者、獅子文六さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 獅子 文六(しし ぶんろく、1893年(明治26年)7月1日 - 1969年(昭和44年)12月13日)は、日本の小説家、演出家。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOOKデータベースに...

著者、獅子文六さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 獅子 文六(しし ぶんろく、1893年(明治26年)7月1日 - 1969年(昭和44年)12月13日)は、日本の小説家、演出家。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 文豪、獅子文六が「人間」としても「作家」としても激動の時を過ごした昭和初期から戦後を回想し、深い家族愛から綴られた自伝小説の傑作。亡き妻に捧げられたこの作品は、母を失った病弱の愛娘の成長を見届ける父親としての眼差し、作家としての苦難の時代を支え、継娘を育てあげ世を去った妻への愛、そして、それら全てを受け止める一人の人間の大きな物語である。 ---引用終了 本作は、NHKの朝ドラの第1作になります。 ウィキペディアによると、放映時間等は、1961年4月3日から1962年3月30日まで1年間。月曜日から金曜日8時40分 - 9時の20分番組。

Posted by ブクログ